うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

芸能人でも大人の女性に「ちゃん付け」はセクハラではないのか

 この記事である。内容はどうでもいい、私が引っかかったのは「結子ちゃん」だ。
www.tokyo-np.co.jp
 別に草彅剛を炎上させてやろうとか思ってないが、あまり叩かれてもいないようなので自分で書いてみる。会社で46歳男性が、部下の女性を下の名前のちゃん付けで呼んだらセクハラ間違いなしである。芸能界というところは、本当に価値観までも伝統芸能で古い世界なんだと思う。
 ちゃん付けはナチュラルに、相手のことを

  • 対等な人間だと見ていない
  • 子供扱いしている

 といった文脈がある。小学生以下の子供ならともかく、大人に対しては失礼すぎる。なので1:1、あるいはごく身内だけの飲み会などの場で本人が嫌がってなければいいだろうが、公の場でこんな言い方はすべきではない。

 あと数年もして芦田愛菜が成人しても、多くの一般人はちゃん付けするだろう。それは子役時代のイメージが強いからで、かつ身近でもない=権力性はない相手への呼称なのでこちらは別に問題ない。
 それでももし対面したら、さん付けになるのが常識的な大人である。仮に子供の頃から知っている相手だとしても、公の場で「ちゃん付け」はない。

 実は9/12にもTwitterで似たようなことがあった(私は今鍵垢なのでフォロワーしか読めないが)。
 女性の音楽家AとBがちょっとした論争になり、Aを擁護するベテランの男性音楽家S(全て仮名)が、Aをちゃん付けしていたのだ。はっきり言って、かなりキモかった。ドン引きである。二人がどんな関係か知らないが、公言するのは非常識すぎる。しかも実名の商用アカウントで。
 その後(たしか9/18)、全く別の音楽家でも同じことがあった。教え子なのかもしれないが、Twitterでそれ言っちゃうんだとますます引いた。この二人に関しては、SNSリテラシーがないだけかもしれない。でもたぶん、ステージ上のトークなどでもそう呼んでるに違いない。染み付いてるから、SNSでも出てしまうのだ。

 いわゆる芸能界ではないが、こちらも芸能の世界だ。改めてドン引きである。
 会社など一般人の組織でも、田舎だったり古いところは今でも女性への「ちゃん付け」が横行しているだろう。なので「ちゃん付け」が聞こえたらそこはヤバい環境ということである。走って逃げよう。男であっても、長い目で見ればたぶんろくなことはない。

コロナ禍はお笑い賞レースにも深刻な影響を与えた

 2020年のキングオブコントは、非常にレベルが低かった。毎年ちゃんとフルで見ているお笑い通というわけでもないのだが、今年は明らかに特異だった。歴代ワーストと言っていい。
 ジャルジャルは安定していたが、他が弱すぎた。なんだか予選を見ているようだった。1回戦(ファーストステージ)で477点で大差をつけた時点で、もう優勝は決まっていたので「誰が優勝するか」という点でも全く見応えがなかった。とはいえ斬新すぎるお笑いゆえに評価が割れやすく、今までコンテストで報われなかったジャルジャルの優勝は素直に祝福したい。

 今年は審査方法も変わった。芸人の100人だと密になってしまう? それは間隔取ればいいだけの話だし、運営側の意向だと思う。個人的にM-1との差別化もあるし以前の形の方がいいとは思うが、それは今回のレベルの低さとは関係ないだろう。

 コロナのせいで、芸人たちは舞台の場数が踏めてないのだ。ネタとは台本を書いて覚えて終わりではない。舞台は本番であり、練習でもある。台本も修正していくだろうし、台本に変更がなくても間やテンションなど細部を整え、仕上げていく。
 比較的まともだったジャンポケも今ひとつだったのは、新ネタでの練度の問題だ。賞レースのために新ネタを書き上げてくるのは立派だが、今年は厳しかった(ジャンポケのネタを網羅しているわけではなく、推測に過ぎないが)。ベテランかつ二人だけの稽古でネタを仕上げられるジャルジャルが強かった。
 
 そんなわけで、年末のM-1決勝も不安である。漫才とコントではまた事情が違うのかもしれないが。
 お笑いに限らずあらゆる舞台芸術がコロナ禍により深刻な影響を受けているが、経済的な影響だけではなかった。品質・内容にも及んでいる。この文化破壊、今年だけで終わることを願ってやまない。

「マスクの問題」は「オタク差別」に置き換えるとわかりやすいかもしれない

「マスク拒否男」が全方位から叩かれているが、私は同情している。そんな中、以下はとても面白い記事だった。
anond.hatelabo.jp

 船長や機長には安全上の理由から、法的に強い権限がある。客を降ろすことそれ自体は違法ではない。だが、権力行使というのはその正当性が問われる。
 今回の権力行使、口論になったところで排除というのは悪徳警官・刑事が職質の名目で粘着的に容疑者にからみ、相手が怒ったら「ハイ、公務執行妨害!」で逮捕というような手口に近く、きわめて危うい。
 私は根が反権力・リベラルな人間なので、このような事件は毎回とても腹が立つ。権力の濫用こそ批判され、正されるべきだ。

 今回のマスク飛行機事件は結局「マイノリティは虐げられる」という点で、上記増田で挙げられていた黒人差別と同じである。「黒人差別に正当性はない」が現代の常識でも「正当性がある」時代もあったし、その現代の常識も闘争の歴史があってこそで、今なおBLM運動で続いている。
 健康上の理由有無に関わらず「マスクが嫌いな人間」は、社会的に排除されるべきなのだろうか。民族・性差別とは違い、単純に「数の少なさ」という意味でのマイノリティではあるが、だからこそ余計に袋叩きになってる感がある。

 マスクをしなければいけないという社会通念は、今あると言えるのか。コロナが流行ってから半年程度だし、来年にはなくなっているかもしれない。マスク拒否男のツイートによれば、座席は隣は空いていたらしい。それでもマスクしないといけないのか。自粛警察や旅行者差別といい、こんなトラブルが起きるのは同調圧力の強い日本だけ。本当に特殊な国で生きていると痛感する。
「マスクをしたくない」がお気持ちなら、「マスクをしない人間からのコロナ感染を不安がる」もまたお気持ち。些細なことでも多数派を占めた方が勝ち、少数派を従わせるという恐ろしい社会になってしまう。

 さて、前置きが長くなったがここから本題。ネットに多い、ありもしない「オタク差別ガー」とか言ってる人間にとっては、この件は「オタク差別」に例えるのがわかりやすいかもしれない。
 たとえば萌え絵、『宇崎ちゃん』の絵のTシャツを着ていたら乗客とトラブルになり、CAから乗っている間は白Tに着替えてくれと言われ、最後は機長から降ろされたとしたらどうだろう。笑うかもしれないが、10年20年後あの手のソフトポルノ・全年齢向けポルノ=萌え絵に対する圧が強まり、公共空間で排除される可能性はないとは言えない。
 マスク事件は搭乗口でのチェックが甘かったことが全ての原因だが、同様にそこは通り抜けてしまったとしよう。萌え絵オタクが被害者なら、オタクからはひどい話だ、と同情されるはずなのだが。
 マスク着用についてはオタクに限らず、自分がマジョリティだと人はあまりそれを自覚しないらしい。仮にある属性では差別を受ける身でも、別の属性では差別をしてしまう……おなじみの差別の多層構造。

 もっとも服装の話なら、最初からドレスコードが厳しくなった社会を想定し、「短パンサンダル男が飛行機から排除されたとしたらどうか?」とした方がわかりやすいんだけどね。一般向けには。ブログとしてそれじゃ面白くないから、オタク差別で考えてみた。

男は現代の身分制度・スクールカーストから一生逃れられない説

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 心から、ろくな目に遭わない人生だったと思う。それでももうしばらくは生きていくしかないが。

 さて前回記事に関連するが、最近スクールカーストに関心を持ち、ググっていたらいい記事に出会った。スクールカーストとは、実によくできた現代のソーシャルな身分制度である。
satomi-manga.com
 関連記事も色々あり、「1軍」についての記事で、「進学校はそんなにカーストがキツくはない」という考察があったが、まさにこれこそが本質なのである。進学校の場合は勉強が第一なので、まず勉強ができない(もっとも下位でも世間からすれば十分できる奴なのだが)と舐められるというのは絶対にある。
 その集団・団体によって、カーストの成り立ちやルールは違うのだ。だが確実に存在する。種類が違うだけでカーストは大人の職場でもあるし、ネットでもある。偏差値・階層問わず大人も子供もいじめが大好きだし、カーストも大好きなのだ。人間など所詮は、動物だから。元3軍だけが集まっても、結局またその中でホモソができてカーストがある。カーストの無限連鎖。

 タイトルは正直ノリでつけた。女は違うのかもしれないし、男も子供がいればまだ違うのかもしれないが、既婚でも子供がいなければ同じだと断言できる。元3軍は一生満たされない思い、劣等感を抱いて生きていく。私で言うとアラフォー、仕事・生活だけなら安定していても、だ。
 仮に今私にめちゃくちゃ魅力的な恋人ができたとところで、それに比例して猜疑心に囚われるだけでおそらく不幸しかない。自己肯定感の低さは、一生引きずる。だからますますそんな男に魅力があるわけなく、仮定は無意味となるのだが。

 そんなわけで、上記スクールカースト記事のまとめとは真逆ではあるが、「高校までのスクールカーストは一生乗り越えられないんじゃないか」という諦念が最近強くある。セルオタ(インセルオタク)はもちろん、非モテ論壇とか哲学かぶれのエセインテリとか、ネットに多い(実数よりも声のでかさ)のは3軍上がりのゴミばかりだ。
 そもそも心理学、社会学、哲学・思想などのメンヘラの学問にハマる時点で、もう終わっている。イチローが言ってた「ライオンは筋トレなんかしない」という理論と完全一致する。元1軍男は女を憎悪・差別したり、逆に意識高いこと言ったり、インテリぶったりしない。
 スクールカーストなんて「スポーツで言う地区予選以下の、その学校内だけでの狭い話」と思うかもしれないが、実のところそうではないのだ。巡り合わせ、運不運による変動はあるが、上位の人間はだいたいどこでも上位である。
 その証拠に、大人になってからでもいかにも上位=リア充っぽい人間は一目見ればわかる。元3軍としては「同じ教室で出会わなくてよかった」とほっとするくらいだ。表面上はイキって「パリピだなー、チャラいなー」とかやや下に見ていたが、本当は羨ましかった。

 芸能人とか著名人以外のいわゆる匿名系ツイッタラー(実名を出していたり調べればバレていたりする者もいるが、リアルは表に出さない分離型)に限らず、掲示板やはてブなど積極的にネットに書き込むのはもとを正せば3軍(せいぜい2.5軍)しかいないし、逆の意味で偏ったムラ社会だ。まさに3軍たちの宴、全く健全でないスラムと言っていい。
 もちろん3軍でもある程度の規模の経営者、医者、弁護士、会計士など社会的には成り上がった者も多いが、そもそもの身分が違う。学歴・資格・教養知識その他で武装しまくっても、そんなものはハナクソである。ガチな意味での「陽キャ」に「陰キャ」は、本質的な人間力で一生勝てない。表面的な成功でイキっても負け続ける。
 スクールカースト上位が社会的・経済的に成功するとは限らない。しかし、個人的に知る限り貧しくても幸せに生きているし(多くは既婚子持ち)、その輝き・高貴さに下位は敵わない。身分が違うとはこのこと。
 私はずっとカースト上位の人間が嫌いだったし、見返してやろうとか思ってきたが、ここにきて潔く敗北を認める気になった。たかだか3年間の学校生活ではない。人生の敗北をだ。ネットに多い元3軍たちも、ろくなもんじゃないと思い知ったからだ。つまりこの記事は、積年の同族嫌悪が炸裂しているのである。

 なんてこった。10代中盤までのカーストで男の人生はほぼ決まってしまうのだ。決して異性モテだけの問題ではない。人間関係による幸せの総量というか、限界性能に関しては。昔のスパロボで終盤、機体の「限界」により命中・回避が頭打ちになる現象があった。あれと同じである。くどいようだが女のことはわからんので、あくまで男限定にしておくが。

 俗に言うコミュ力は紛れもなくこのカースト上位能力のことだし、これは後天的に変えることはなかなか厳しい。だから3軍は婚活パーティーや合コンをしても負け続けるし、社会的に成り上がりハイスペにものを言わせマッチングできたところで、一生劣等感は引きずる。

 ただ、自分を強制・強権的に変える方法はないでもない。社会不適合な性格を改造するには、ガンダムの強化人間のような強硬手段しかない。部活・サークル、バイトや職場などの出会いで変わることもあるだろうが、そんな幸運や好循環に期待するのは愚かなこと。手っ取りばやい方法はないか。実はある。

 私個人は本質的にはもう諦めている。来世で頑張ろう、そのためにせいぜい徳を積もう程度だが、仮に自分を歴史改変しようと思ったらどうするか。自分がセワシなら、のび太をどう変えるか(ただしドラえもんはいない)。

 一つの答えは、芸人・役者・声優などの養成所に通うことだ。正直キツいし、プロになる気などなくても、自分を変えるために本気でやる。モチベーションが課題にはなるが、これが歴史改変の最善手段である。もちろん性格が改造できる保証はないし、その養成所内カーストで下位になればさらに腐るリスクもある。あくまで可能性である。ただ、これが一番可能性が高い。
マスターキートン』の主人公、平賀・キートン・太一は自分を変えたくて軍隊に入った。そのサバイバル能力で作中では活躍するも、結局自分は変わらなかったと述懐している。
 キートンは選択を間違ったのだ。少なくとも現代日本で、軍隊(自衛隊)に入る意味はない。というわけで、既に述べた養成所がおすすめである。20代前半までなら入りやすいし、金さえあれば大学生のダブルスクールとしても最適だ。「就活塾」なんてものも現代にはあるが、あれは小手先感が強い。ナンパ塾のようなものも同類。

 学費はそれなりに高いだろうが、一生の幸福のための投資と考えれば、決して悪くない選択だと思う。最近いろいろと人生に絶望し、大学生時点の自分に根本的な助言するとしたら何かを真面目に考えた結論がこれである。笑いたければ笑え。ネットのマジョリティ・3軍に媚びるのは、もうやめたんだ。

ナメられたくないでござる

 最近、こんなことをぼんやりと、そして強く思っている。

 所詮人間は動物社会、ネットでもリアルでも舐められると長期的にはろくなことならない。舐められないことを第一にしてこれから生きていこう。それで親しまれるならといじりとかタメ口とか歓迎してたけど、間違っていた。
 愛されることと舐められることは違う。あの界隈も醜悪なホモソだともっと早く気づけていれば、傷も浅くて済んだのだ。「性被害の怒りの半分は人を見る目がなかった自分への怒り」とはよく言ったものだ…。

「舐められる」ことについて、ぼんやりとしたエッセイを書く。実はこういう文章こそが一番難しいので、練習も兼ねて。俺でエッセイの練習しろ。

 先に参考記事を。この記事の筆者のトラウマはひどいしあまり共感できないが、「先輩より後輩の方が苦手、怖い」というのはわからんでもない。後輩に舐められた時のダメージはデカすぎるからだ。
baron-zaku-present.com
 特に女性は舐められやすい。以下は管理職の事例だが、女性は仕事面で時にアバターで損をしがちだ(無下に扱われない、優しくしてもらえるなどのメリットはもちろんある)。
president.jp

 ULパワハラ吊し上げ事件も、デマ讒言事件(詳細は前回記事)も全て根底は一つ、私が「舐められていた」からだ。
 安田一派からすれば舐めている相手だから、まず意見されることが許せないし、告発しようとした私に対し一切謝れない(止める用意は十分あった)。たとえ自分に非があっても格下の相手に謝るということは、ホモソ内の序列を脅かすし心情的にも絶対にやりたくないことだ。
 青地のデマにしても、「匿名垢ごときが」というマクロな憎悪と差別心が根底にあるからあんな杜撰なデマを撒いてしまう。そして青地が言ってるから、相手が舐めている人間だからと二次拡散者も乗っかるし、それを聞いた界隈もデマを信じてしまう。舐めの連鎖。
 一連の流れは、舐められていなければ発生しなかった。これは私に非があるということでは少しもないが、結果だけを見れば「舐められていた」が全てなのだった。こんな思いは二度としたくない。だから今後、舐められることはあってはならないというか可能な限り避けたい。

 象徴的なエピソードを一つ。安田と初めてコラボキャスをした時に、いきなり「お前の(個人)ツイキャスはつまらない。ボイトレの話とか」と言われたのは今でもよく覚えている(ちなみにボイトレの話などツイキャスではほぼしてない)。どうみても、これからコラボキャスする相手に言うことじゃない。ボスがそんなだから、当然仲間も全員舐めてくるのだった。今思えばその時ぬるい返しかしなかったし、もっと初手できっぱりと拒絶し、早いうちに界隈から去るべきだった。
 思えば過去にリアルでも、こういう仲間内での示威行為・マウントをされたことは何度かあった。音声ツイキャスなので比喩だが、あの時の安田も過去のマウント男たちと同じ眼をしていた。
 私はどうにも、舐められやすい性分である。特に外野・部外者より、グループ内で舐められる。そう、学生以来、20年ぶりくらいに、私はグループ内いじめを経験したのだった。

 私がその集団で舐められたのは、以下が原因である。

  • 学歴が低め(正確に把握しきれてないが、えらい高学歴集団だった模様)
  • Twitterでも長文でもインテリ構文を取らない(私はそれが悪文、文章を公開する上で逆に頭が悪いと思っている)ので、頭が悪そうに見えた
  • 哲学・思想系の共通言語が私に不足していた(得意分野が違うと言えばそれまでだが、逆に連中は中学生レベルの政治感覚しかなかった。政治音痴揃い)
  • Twitterのフォロワーが少ない
  • 士業のような目立った社会的ステータスがないし、IT技術者としてもメディアに出たり著書を出すなど目立った実績がない
  • 本業(ボイトレ評論家)もネタとして解釈され、全く理解されなかった

 このへんはもはや恨み言というより、事例の整理というか歴史として。こういうことは大人でも、ネットでもよくあるのだということが言いたかった。

 で、今私は舐められないためには金を持たねばいけないし、トロフィーになるような相手と結婚もしたいと思っている。ゲスな本音だが、真実だ。
 知識や教養もつけないといけない。ただ、どんなに武装しても舐めてくる相手はいるので、その時は「●る」「●す」しかない。実際手を出すかどうかはともかくそれくらいの気迫がないといけないという話で、普段からバリアを張る必要がある。
 個人的にホモソのボス猿になる気は毛頭ないが、自分を守るためにはある程度やむを得ないのかもしれない。


 と、ここまではメンズリブとは真逆の、闇堕ちした人間の報告なのだが、実際人間は「舐められたくない」で世間と向き合っていて、それによって努力できることも大きいなと。

 たとえば私の本業(ボイトレ評論家)について。以下は全面的に正しいわけではないが、一応の辻褄は合う。

  • ボイトレを語っても歌えない・音源を上げないと舐められるので、nanaで公開した(下手だと新たな舐められになるが)
  • ボイトレ知識のみで音楽理論的知識がないと舐められるので、勉強する
  • 楽器が何もできないボーカルは舐められるので、ギターを練習する

 学歴だってそうだ。過去に私なりに大学受験や資格試験を頑張れたのは、舐められたくないからではなかったか。

 人間という動物が所属するのは、マクロな競争社会とミクロなホモソとがある。前者はマクロな偏差値、スコアによるランキング、あるいは年収や資格・職業など社会的ステータスで、後者は部活や職場などの直接関わる集団の話。
 私はミクロの方はこれまで気にしていなかったというか、無礼講で行こう的発想だった。だが、それは間違っていた。本当に平等でフラットな、素晴らしい集団ならそれもいいだろうが、それは理想郷であって現実は違う。厳然と序列が存在する。
 ぶっちゃけ下位に甘んじるホモソなど、所属する意味はない。ネットにもホモソはたくさんありいつの間にか所属していることも多々あるが、嫌々・惰性になってきたら即抜けよう。
 
 よく「他人の評価は気にするな、他人に自分を委ねるな」的正論があるが、最近私はそれにも懐疑的なのである。本当に他人の評価を気にしない行為など食事などの生理・生存的行為を除けば存在しない。「人の目ばかり気にして生きている」のが、人間の現実だ。その弱さを認めよう。
 SF的な閉鎖空間、自分一人だけの世界(物資やインフラは十分あるとする)になってもやることが本当の趣味であり、生きがいであろうが、現実はそんなことにならない。常に他人の監視が存在する。
 だからルッキズムその他、他人からの評価・序列からは逃れられないし、品定めされ続けるのが社会的な人間の宿命なのだ。この構造を変えるのは無理だから諦めよう。

「若い時は尖っていて、イキっていたが歳を取ると丸くなる」という現象がある。あれは、それなりの地位を確保できた人間の貴族的行為なのだ。ある程度満足な状況がなければ人間いつまでも尖っているし、イキり続けるしかない。私もそこが甘かったので、もっと尖っていこうと思っている。大人ぶって、丸くなっている場合ではなかった。

 最後に全く自信も根拠もないが決意だけ述べておくと、私は教科書的なメンズリブは焼き捨てて、真の生きやすさを手に入れてみせる。死ぬ瞬間に、この人生は悪くなかったと思いたい。

安田一派にデマによる誹謗中傷を受けたのでその反論

本編:7.29デマ事件

 まず7/29に、選挙に出馬したこともある政治学者、青地イザンベールまみ[@aojimami1]さんにデマを飛ばされました。青地さんとは一年半くらい相互フォローで、たまにDMする仲でしたが、たった一つの議論が対立しただけでこの仕打ち、あまりにも酷かった。
 もちろん抗議・反論はしたが、あまりことを荒立てたくなかったので(デマだから)ツイートを消せとしつこくは言わずブロ解でお別れ、その後は黙っていました。詳細は当日のツイを。
ケープラ K++(@maoukpp)/2020年07月29日 - Twilog

【8/9追記】Twitterを鍵垢にしたい(Twilogは非公開になってしまう)ので2日分まとめて限定公開のtogeにしました。
デマ攻撃を受けた経緯まとめ - Togetter

 それを同日(直後と言ってもいい)、環[@fuyu77] と、安田鋲太郎[@visco110]に悪用されました。スクショなので、もはや青地さんに元ツイ削除してもらっても手遅れ。詳細は本日のツイを。二人とも完全に元のデマを超えた、新規のデマを言いふらしている。
ケープラ K++(@maoukpp)/2020年08月08日 - Twilog

 全ての発端は1年前のうちゅうリブ(以下「UL」)事件。
maoukpp.hatenablog.jp
 第三者ならまだしも、加害者コンビがこの件を持ち出して私を攻撃するなど言語道断。結局この二人は私の1年前のDM内容をツイキャスで喋っただけでなく、ツイートでも言いふらしている。悪人すぎるでしょ。
 その後も続けている私の批判が安田・環は相当こたえているようだが(そりゃUL参加者も増えないよね)、そんなお気持ちは知らん。そもそも大元のDM暴露から犯罪行為なので、安田一派は今すぐ謝罪・撤回してください。
 安田一派にそこまで影響力はないとふんでいるが、さらに拡散されるようなら二名に関しては法的に訴えるよ。

【8/9追記】デマを否定して回るのは本当に疲れるし、わざわざ相手のデマを拡散する行為でもある。そのためこの記事はこういう構成にしている。
 今度こそ、Twitterはやめよう。やめたからといってこのデマが消えるわけでもないのだが、本当に嫌になった。

【8/11追記】以前この記事でUL=ホモソ批判をした。今回の彼らの行動にしても、「ボスと共に一斉攻撃する」ってまんまホモソで呆れる。批判すればするほど、時間が経つほどますます団結(?)してホモソ色が強くなっている。
maoukpp.hatenablog.jp
 ネット論客以下に堕ちた(安田は元からだが)というだけならまだしも、環ってメンズリブ代表やってるんですよこれで。
「嫌いな相手は、事実無根のデマを流してまで讒言・攻撃したい」男の集まりなのULって? 最悪すぎる。環も安田も、青地さんのデマを信じたとしても、自分の発言が根拠のないデマだという自覚はあったはずだ。よくこんなことが人としてできるよ…。
 青地、安田、環をデマ三兄弟と名付けよう。これからこの3人の言うことは、一切信用しないでください。それくらいのことをした。5chレベルの妄言なんだから。

8/13追記:迷惑DM告発デマのMeToo的誤謬、告発するなら証拠を出せ

 少し冷静になれたので、長めの追加反論。デマの内容にも触れることになるが、やむを得ない。
 大原則として、告発とは告発する側が証拠を提出するものだ。
 青地デマは、何かに似ていると思ったらMeTooだ。女性(それも実名垢)が言うことで、ものすごく加害者とされる人間のイメージは悪化する。今回セクハラの要素は一切ないが、それでも男女論をやっていた人間がとなれば尚更。
note.com
 MeTooの批判記事で私はこれに全面的には同意しないが、まさにこれと同じ文脈の「共感」が今回起こった(なお、当事者研究ブームが終わったのもこの記事の事件の通り)。本人に直接、しつこく反論・否定すれば今度はそれこそが「迷惑行為」になってしまう。
 DMなのだから、送れば絶対に証拠が残る。私の「迷惑DMを送っていない」という否定の証明はとても難しい、DMの全量を出すしかないが、それでも「編集している」と言われるだろう。

 安田デマは、私が第三者に安田が迷惑するDM送ったというものだ。送っていないので証拠を出せ。一体まず誰に送ったんだ。仮に送ったとして、別にその内容だけなら問題があるとは思えないので、本人の「何度もしつこく強要された」などの証言と証拠が必要。
 環デマは、特定の女性二人に対して私が迷惑DMを送ったというものだ(そもそも他人のDM履歴を暴露するだけでも問題)。環の方がデマとしては悪質で、これもMeToo的文脈、切り取りによる印象操作だ(私はいろんな人に積極的にDMを送る)。「女性相手にした」が、私の印象をより悪くする。もし迷惑DMしたことがあるなら、まずその女性二人の証言を取り、証拠も上げてくれ。

 スクショは捏造もできてしまうし法的な証拠にはならないかもしれないが、とりあえずスクショを出せ。もし捏造なら否定するが、そうでないなら私は潔く認める。
 デマ三兄弟以外の相手なら後付けでも「DMが迷惑だった」と言われたら、謝る用意はある。三兄弟はまず本件の謝罪と、撤回をしろ。話はそれからだ。
 証拠なき告発は、単なる讒言である。まさに言った者勝ち。こんな不正義を許してはいけない。告発者もリスクを負うMeTooとは違って、今回の場合讒言者は一切傷つかない。まさに卑劣なだけの犯罪である。

 余談ながら証拠の提出という点では、2019年8月記事で私も不十分だったかもしれない。この時の現場は2019/8/4の安田または環のツイキャスになる(録音が残っていれば)。ただツイキャスであること=DMのように受け手に残らず加害者側が簡単に消せてしまうので、当時URLを載せても意味はないと思った。また、この時の告発、ツイキャスの事実内容そのものについての否定や反論はなかったと記憶している。
 捏造による告発なんてあるわけない、私はそう思っていた。告発者の性善説だったが、認識を改めねばならない。真の被害者=告発者にとっては気の毒だが、警察のように最初は告発者を疑ってかかるのが、残念ながら正しい。

 重要なので何度でもくり返すが、発言者の権力性(知名度や信用・実績など)による他者への一方的な讒言などあってはならない。1年前も今回も、私は絶対に泣き寝入りはしない。
 男女論の行き着く先が、こんな讒言だったことに私は絶望している。Twitterは鍵垢にしたが、その中でも語るのはなるべくやめる(FFもだいぶ整理した)。思えば多くの人と喧嘩別れをしてきたし、不幸しかなかった。

【10/12追記】その後、デマ三兄弟(青地、安田、環)から一切謝罪はありません。おそらくこの先もずっと。

ロックマンシリーズ最新ツアーガイド2020

 ロックマンの世界へようこそ。今回は私がツアーガイドを務めます。ゲームの世界にコロナ不況などないのです。

 ロックマンシリーズとは長い付き合いだが実はプチニワカというか、リアルタイムでは2と3、飛んで8しかやってない。その後PS移植版(たしか2と3)のDLもPSPでやったが、ただセーブができるようになっただけで(仮想メモリーカードでこれがまた遅い)、プレイ中は問題ないが起動時のロード時間もありお世辞にも快適とは言えなかった。

 今はクラシックスコレクション(以下本文中ではCC)の1と2があり、それぞれ1-6、7-10が収録されている(リンク先公式)。便利な時代になったものだ。ただ注意点もあるので、その辺の解説をメインの記事にしたい。私がプレイしたのはSwitch版だがいろんなハードで出ている。

 シリーズ全体のいいレビュー記事があるので貼っておく。
denji-ch.hatenablog.com
 こちらは歴代特殊武器の横断レビュー。
rockmancapture.site

 今回CC1を全てクリア、CC2は9と10をクリア、8はリアルタイムでクリアまでやった、7もクリアはしてないがCC2でプレイ済み(後述)。最新の11も体験版はプレイ済み。プチニワカなので、シリーズの大半はここ2ヶ月くらいで一気に消化したことになる。 

ラシックスコレクション1と共通要素

 CC1はとにかくCCとしてのシステム・UIも快適で素晴らしい。そして快適すぎるリワインド機能。ぺこぱ風に「時を戻す」ロックマンは最強だ。1分くらいのプレイを戻せるので、セーブしなくてもボス戦などはほぼ頭からやり直せる(リワインド機能はSwitch版のみ)
 CC1と2の共通要素として、

  • サウンドモードがある
  • チャレンジモードがある(【8/29追記】後述)
  • CCのセーブはゲーム中どこでもできる。枠は各作品ごとに一つだけ

 という仕様になっている。BGMの評価が高いロックマンシリーズにおいて、全曲入りサウンドモードはとてもいい。ワイリーステージやエンディングなどはすぐに聴けないので。ゲームを一切やらなくても、これだけでも買う価値があると言っても過言ではない。
 1-6を最新ハードでプレイできる喜びは大きいし、リワインド機能が快適すぎるので、過去の移植版をやった人にもCC1は文句なくおすすめできる。これはゲームの世界遺産だ、買え買え。

 1-6の攻略情報はこちらがおすすめ。
www.pluto-dm.com

ラシックスコレクション2

 こちらの方が新しいのだが、CCとしてのシステム・UIがいまいち。対応ハードが変わったせいか、まずボタンの使い方も違う(3DSが対象外になったので、ZRZLボタンも使用する)。CC1と2で統一感がないのはマイナスポイントだ。

  • ゲーム内容とは関係ないが、1とくらべて容量が異常にでかい(CC1:377MB CC2:3.2GB)
  • CC2のみ、防御力2倍モードがある(TOPで設定するので、全作品に適用される)
  • 9と10のチャレンジモードはCC2のものと、オリジナルに搭載されていたもの(おそらくDLC)がそれぞれある
  • リワインド機能がない。収録作品の元ハードがまちまちで、技術的な問題?

 リワインドなしはまだ仕方ないと思えるが、以下がひどい。

  • セーブ&ロードがいちいち確認ダイアログが出てうっとうしい。スタンバイから戻る時もCCのオプション画面が出てうっとうしい

 重要なのが、

  • CCのセーブがロード時に固定ポジション(復活ポイント)に戻される

 なのでハードな戦いを強いられる。それでも普通にプレイするよりは楽だが(ロードすれば残機を失わないので、残機切れで頭からやり直しはない)。
 8以降は元々あったゲーム内のセーブもある。ただわざわざこちらを使う必要性はない。
 9と10はゲーム内に難易度設定機能があるが、EASYは10のみ。

 9と10の攻略情報はこちらがおすすめ。
適当なゲーム攻略とメモ - twinkle sky-

 CC2はシステム周りは大きく不満があるが、9と10の内容には満足している。ロックマンといえば杜撰・適当すぎるストーリーだが、この二作はそこもちゃんとしている。
 どこでもロードできないと知った時は「やっちまった」と思ったが、9と10を終えてみれば買ってよかった。CC1も正直5と6は音楽含めて微妙だし8も主題歌&OPアニメ以外記憶に残ってない。9で見事に原点回帰してくれた。ただ難易度は高いので、10を先にやった方がいい(後述)。

 9と10のオリジナルをやった人がCC2を買う意味があるかは微妙。防御力2倍モードとロード機能による難易度低減、挫折者にはいいがクリアした人にとっては。せいぜいチャレンジモードが追加されてる(【8/29追記】後述)くらいなので、7と8をやりたければどうぞという感じ(【8/1追記】ただし、7は全くオススメできない。後述)。オリジナルはハードが一世代古いし、最新ハードでやれるメリットはもちろんある。

おすすめルートと9&10レビュー

 攻略サイトには各作品の8ボス攻略おすすめルートが載っているが、そうではなく作品間のおすすめルートである。もちろん好きな順番でいいのだが、参考までに。
CC1(1-6)
【システム変遷重視】
2→3→4→5→6→1
【難易度重視】
5→6→4→3→2→1

 1は鬼ムズなので、最後にしよう。リワインド機能があるとはいえ、間違っても最初に手を出してはいけない。シリーズを連続でやっていると腕も上がっていくので、2ー6を終えた後ならちょうどいい難易度とも言える。まさにシリーズとしてのラスボス…。
 難易度は5と6が一番簡単なので、自信がない人は5からやるといい。

CC2(7-10)
【レトロ重視】
10→9→7→8
【難易度重視】
7→8→10→9

 9→10とやったが9は難しい上、ゲーム内でネジで買える即死回避アイテムの価格が高い。ずっとボンビー生活である(クリアデータを引き継いでやっとそこそこ余裕が出る)。10では改善され買いやすくなった。アイテムを貯めておけばワイリーステージが楽になる。
 ただ、難しくはあったがゲームとしては10より9の方が面白かった。前述の特殊武器ランキング記事でも9はランクインしている武器が多いが、とにかく派手で高性能なのだ。一方10の特殊武器は使いづらい、当てづらいので弱点であってもバスター(またはトリプルブレード)でいいやというケースが少なくない。トリプルブレードだけは使いやすいがバランスが悪いというか、2のメタルブレードのようにこれ一択になってしまうので飽きる。
 10では即死系が楽になっているが被弾が厳しくなっており、体力切れが多い。なのでCC2の防御力2倍でちょうどいい難易度となる。逆に9は防御力2倍は8ボスまでなら不要、それでもワイリーステージはつらいからい。とはいえいざとなればE缶もあるし、ワガママを言うと防御力1.5倍がちょうどよかったなあ…。10はワイリーステージボスもそこまで強くない。防御力2倍なら弱点武器を使わず、攻撃が当たらない場合を除いてバスター縛りでちょうどいい。

【9/19追記】ブルース・フォルテモードをやってみた

 10のフォルテと9のブルースをクリアした。バスター撃ち分けとダッシュができるフォルテは新感覚で楽しい(10限定)。特に真上を攻撃できる特殊武器はないので、バスターが活躍する。飛距離の伸びるダッシュジャンプ、ゴスペル合体による飛行移動もあり、ステージ攻略はむしろロックマンより楽である。ストーリーも一応あるのが嬉しい(10はブルースも同様)。

 その点、ダメージ2倍&ノックバック距離が長いブルースは茨の道。9の場合はノックバック→落下死亡の頻度もひどい。お前は電脳戦機バーチャロン(初代)のバイパーIIか。ある意味で新感覚、マリオや魔界村をやっている感覚で、体力ゲージは逆に気にせず「3回攻撃くらったら死亡」という覚悟でプレイしていた。
 スライディングによる回避はメリットだが、ジャンプ中の盾は弾に対して無敵というわけではなく上半身(正面からの弾)だけなので心許ない。さらに私は初回プレイを防御力2倍でやっていたので、ダメージ4倍である。ギャップがひどい。。チャージショットを狙っていく立ち回りは4ー8の時と同じで、スライディングと合わせてボス戦は戦いやすい面もある。
 チャレンジで練習してから臨んだので、ボスはまあ弱点武器さえあれば倒せる(チャレンジで9のラスボスだけは無理だったが、本編ならE缶がある)。ただそのぶん、武器エネルギーは万全にしておく必要がある。9の場合ジュエルサテライトで虐殺できる「補給ポイント」で体力、武器を回復しよう。回復したら中断セーブ、これにより死んでロードで復活ポイントまで戻っても残機は減らず、武器エネルギーは回復したままになる。
 それにしても、CCの中断セーブがなかったら絶対にクリアできてなかった……。これがあってちょうどいい難易度で、結果的に神ゲーとなった。残機制は廃止で良いのでは?

今後のシリーズ予想とまとめ

 10は売上を見る限り、9ほどの評価は得られなかった(同じ手法、レトロ2回目でインパクトが弱いのもあっただろうが)。それもあって11はリニューアルしたのだと思う。11は体験版だけやった。難易度設定も4段階あり、悪くない。8ボスの1ステージが長くなりすぎな点(体験版の1ステージのみだが)は気になった。

【9/19追記】11にはDLCでもブルース・フォルテモードがないのが残念

「モードがない」というより、本編でも一切登場しないらしい。11ではロックマンがスライディング&チャージができるのでブルースは差別化が難しいが、ジャンプ盾とダメージ2倍だけでもファンは嬉しい。盾で任意のタイミングでガード、は強すぎるか。
 その他、11の全体的な評価はこちらに詳しい。8ボスステージは長くなったがワイリーステージ後半は短いらしいので、ボリュームは前半に偏り気味。
w.atwiki.jp

 11のスタイルで続編が出るのか、また別の造りになるのかわからないが、今後もおそらくレトロもたまに出すスタイルで、混在していくのではなかろうか。個人的にはレトロスタイルが好みなので、また出してほしい(8の時も思ったが、11は声優うんぬんではなくボイス自体がどうも違和感)。

 こちらの記事のシリーズランキングは私も納得。9と2と3が歴代ベスト3に入るだろう。9はやり込んではいないし思い出補正もあるので、9vs2と3の評価は正確にはできないが…。
jp.ign.com
 やはり4-8のチャージショットはいらなかったのでは(11では復活)。特殊武器が空気になってしまうし、チャージ音がうるさくてプレイ中はBGMも耳に残らなくなってしまう(公平を期すため4-6のBGMはサウンドモードで聴いた)。まあ嫌なら封印すればいいのだが、ザコ貫通撃破が爽快ではありこれはこれで中毒性が高いのが困ったものだ。
 前述のように、9と10ではブルースを使うとスライディングとチャージショットが使える棲み分けになっている。最初からこれでよかったのだ。どうしても導入するなら、チャージショットは乱発はできないように時間制限があった方がいいと思う。

【8/1追記】未体験の7をやってみた(前半4ボスのみ)

 なぜクリアしてから追記しないのかというと、クリアする気がなくなったからである。8と7はランキング記事で伊達にワースト2を飾ってない。改めて完全同意だ。まず6で微妙だったそれまでのアクション性を否定するようなラッシュとの合体システムを、さらに進化させてしまったのがよくない(8で廃止される)。ロックバスターの発射音と命中時の音に全く爽快感がない(これは8と11にも言える)。
 何より致命的なのが画面比で巨大化したロックマン。画面が狭い。遠くの敵が見えない、攻撃できない。この太いハシゴは一体なんだ。結果操作性、距離感と動きもだいぶ変わってしまい、別のゲームをやっているよう。これはアクションゲームとして致命的。8も違和感はあるが、7にくらべればずっとマシ。歴代で最も迷走したのが7と言えよう。

余談1:ロックマンはなぜ前作までの武器を所持しないのか

 毎度おなじみだが、疑問に思った人は多いだろう。ゲームだから? ご都合主義?
 実はこれに対する仮説というか一応の説明はできる。それは、次作品までの時系列の1年から数年くらいの期間で、ロックマン自体が進化しているから。
 表面的に、ロックマンも敵もゲーム上は何も変わっていないように見えるが、これはあくまでそう表現されているだけ。未来社会である。技術革新は目覚ましい。双方ともに進化している。
 たとえば2のメタルブレードを3に持っていこうとしても、しょぼい火力しかない。あるいは弾かれる。また、規格が変わって3のロックマンでは使用できない可能性もある。当時は扱えた燃料が規制で入手できなくなってるかもしれない。

 なので、仮に使用できるとしても使い物にならないから、前作までの武器はDr.ライトの判断でボツにしているのである。ワイリーの方がアップデートし、それをもらえれば別だが。同時に持てる武器数に制限があるのかもしれない。ともかく科学者の判断があって、今日もロックマンは丸腰スタートするのだ。

余談2:歴代で好きな武器

 出ました歴代武器ランキング、合コンで盛り上がるやつですね! 『アメトーーク!』でも『ロックマン芸人』回で特殊武器ドラフト会議やってたやつですね!(捏造などの異論は認めない)。
 各作品の武器は前述の特殊武器ランキング記事に詳しい。語り出すとキリがないので今回二つだけ挙げると、どちらも3。ビジュアル的にはジェミニレーザー、機能的にはマグネットミサイル。どうでもいいが「ジェミニ」は「分身」でしかなく、武器の特色である反射とは全く関係がないところが素敵なネーミング。

 ジェミニレーザーは10で後継というか、リバウンドストライカーというボール型の反射武器が。こちらは斜め上と下にも撃てて完全に上位互換だが、欠点は武器がポヨンポヨンしてて、全くカッコよくないこと。ジェミニレーザーも撃ち分けできればよかったのに…。
 マグネットミサイルは追尾性能はたしかに後発に劣るのだが、弾が大きく速いので当たりやすい。音も撃ってて気持ちがいい。2連射できて威力も高い。燃費が悪くすぐになくなってしまう儚さもまた魅力。
 画像がなかったので、最後にU字磁石ではなく、マグネットミサイルのイラストです。
f:id:maoukpp:20200730173152p:plain

8/29追記:チャレンジモード・スペシャルステージの評価

 CC1と2のチャレンジ、バラバラのステージ部分をこなしてワープしていくリミックスステージは楽しい。不満点は、せっかくいくつか種類がある(シリーズ横断のものもある)のに同じ部分が使われすぎ。1のガッツマンステージのゴンドラはもういいよ。
 タイムアタックになっていて、初期設定の制限時間(リミックスステージの場合でだいたい10分くらい)を超えると「クリア」にならない。多少のミスは許されるが、この「クリア」がCC1の場合後続の開放条件になっていて、これが難易度的におかしい。一番難しい1から始まるので、これをいくつかクリアしないと先に進めないという。。
 基本的に「クリアできればいい」派だが、2と3の8ボスラッシュはのめり込んでしまった。TOP20に入れたので満足。3の8ボスは公式(youtube)にお手本動画が載っている。
www.capcom.co.jp

 ロックマン9と10スペシャルステージは、CC2ではなくオリジナルのタイムアタックの中にある。難易度的には9のスペシャルステージが一番難しい。10のスペシャルステージ1ー3の『ロックマンワールド』シリーズ3ボスステージはおすすめ。残機は全て0、一度死んだら頭からやり直しと厳しいが(何度も死んでやっとクリアできた。CCでは今まで楽をしてきたが、これぞロックマンの醍醐味である)。
 10の3ボスはエンカー→パンク→バラード→エンカーという弱点だが、ボスの強さ・ステージの難易度的にも順番にやるのがいい。パンクとバラードステージはE缶もあるしボスまで行ければなんとかなる(初見は死ぬ)。エンカーはボス前の無限湧きドリルを虐殺し体力回復してボスに臨もう。
 10にはさらに『風来のシレン』のフェイの問題みたいな例題を解いていくチャレンジ(CC2のものは「エクストラチャレンジ」)があり楽しい。特殊武器系は、1-9の武器でもやりたい。

 CC1はタイムアタック結果のランキングも順位数千から表示されるし、自分以外のリプレイ動画も見れるので勉強になる。時期で削除されてるのか他ハード版との共用のせいか、エラーで再生できない動画も多いが。ちなみにタイムアタックの順位から、5と6のプレイ人口の少なさがわかったりする。。
 一方CC2はランキングが200位まで、かつ自分のリプレイしか見れない残念仕様。ブルース、フォルテ(10のみ)版が増えたことで数だけは多いが、リミックスステージの楽しさもイマイチ。CC1とCC2のデキの差が、ここにもはっきり現れている。前述のようにCC2は、9と10のオリジナルをDLCも購入してやり込んだ人には微妙である。

 チャレンジ系はやらずに終わると思っていたが、まさかのどハマり。昔の血が騒ぐというか、童心・ゲーマーに返ることができた。ロックマンシリーズには感謝しかない。