うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

男は現代の身分制度・スクールカーストから一生逃れられない説

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 心から、ろくな目に遭わない人生だったと思う。それでももうしばらくは生きていくしかないが。

 さて前回記事に関連するが、最近スクールカーストに関心を持ち、ググっていたらいい記事に出会った。スクールカーストとは、実によくできた現代のソーシャルな身分制度である。
satomi-manga.com
 関連記事も色々あり、「1軍」についての記事で、「進学校はそんなにカーストがキツくはない」という考察があったが、まさにこれこそが本質なのである。進学校の場合は勉強が第一なので、まず勉強ができない(もっとも下位でも世間からすれば十分できる奴なのだが)と舐められるというのは絶対にある。
 その集団・団体によって、カーストの成り立ちやルールは違うのだ。だが確実に存在する。種類が違うだけでカーストは大人の職場でもあるし、ネットでもある。偏差値・階層問わず大人も子供もいじめが大好きだし、カーストも大好きなのだ。人間など所詮は、動物だから。元3軍だけが集まっても、結局またその中でホモソができてカーストがある。カーストの無限連鎖。

 タイトルは正直ノリでつけた。女は違うのかもしれないし、男も子供がいればまだ違うのかもしれないが、既婚でも子供がいなければ同じだと断言できる。元3軍は一生満たされない思い、劣等感を抱いて生きていく。私で言うとアラフォー、仕事・生活だけなら安定していても、だ。
 仮に今私にめちゃくちゃ魅力的な恋人ができたとところで、それに比例して猜疑心に囚われるだけでおそらく不幸しかない。自己肯定感の低さは、一生引きずる。だからますますそんな男に魅力があるわけなく、仮定は無意味となるのだが。

 そんなわけで、上記スクールカースト記事のまとめとは真逆ではあるが、「高校までのスクールカーストは一生乗り越えられないんじゃないか」という諦念が最近強くある。セルオタ(インセルオタク)はもちろん、非モテ論壇とか哲学かぶれのエセインテリとか、ネットに多い(実数よりも声のでかさ)のは3軍上がりのゴミばかりだ。
 そもそも心理学、社会学、哲学・思想などのメンヘラの学問にハマる時点で、もう終わっている。イチローが言ってた「ライオンは筋トレなんかしない」という理論と完全一致する。元1軍男は女を憎悪・差別したり、逆に意識高いこと言ったり、インテリぶったりしない。
 スクールカーストなんて「スポーツで言う地区予選以下の、その学校内だけでの狭い話」と思うかもしれないが、実のところそうではないのだ。巡り合わせ、運不運による変動はあるが、上位の人間はだいたいどこでも上位である。
 その証拠に、大人になってからでもいかにも上位=リア充っぽい人間は一目見ればわかる。元3軍としては「同じ教室で出会わなくてよかった」とほっとするくらいだ。表面上はイキって「パリピだなー、チャラいなー」とかやや下に見ていたが、本当は羨ましかった。

 芸能人とか著名人以外のいわゆる匿名系ツイッタラー(実名を出していたり調べればバレていたりする者もいるが、リアルは表に出さない分離型)に限らず、掲示板やはてブなど積極的にネットに書き込むのはもとを正せば3軍(せいぜい2.5軍)しかいないし、逆の意味で偏ったムラ社会だ。まさに3軍たちの宴、全く健全でないスラムと言っていい。
 もちろん3軍でもある程度の規模の経営者、医者、弁護士、会計士など社会的には成り上がった者も多いが、そもそもの身分が違う。学歴・資格・教養知識その他で武装しまくっても、そんなものはハナクソである。ガチな意味での「陽キャ」に「陰キャ」は、本質的な人間力で一生勝てない。表面的な成功でイキっても負け続ける。
 スクールカースト上位が社会的・経済的に成功するとは限らない。しかし、個人的に知る限り貧しくても幸せに生きているし(多くは既婚子持ち)、その輝き・高貴さに下位は敵わない。身分が違うとはこのこと。
 私はずっとカースト上位の人間が嫌いだったし、見返してやろうとか思ってきたが、ここにきて潔く敗北を認める気になった。たかだか3年間の学校生活ではない。人生の敗北をだ。ネットに多い元3軍たちも、ろくなもんじゃないと思い知ったからだ。つまりこの記事は、積年の同族嫌悪が炸裂しているのである。

 なんてこった。10代中盤までのカーストで男の人生はほぼ決まってしまうのだ。決して異性モテだけの問題ではない。人間関係による幸せの総量というか、限界性能に関しては。昔のスパロボで終盤、機体の「限界」により命中・回避が頭打ちになる現象があった。あれと同じである。くどいようだが女のことはわからんので、あくまで男限定にしておくが。

 俗に言うコミュ力は紛れもなくこのカースト上位能力のことだし、これは後天的に変えることはなかなか厳しい。だから3軍は婚活パーティーや合コンをしても負け続けるし、社会的に成り上がりハイスペにものを言わせマッチングできたところで、一生劣等感は引きずる。

 ただ、自分を強制・強権的に変える方法はないでもない。社会不適合な性格を改造するには、ガンダムの強化人間のような強硬手段しかない。部活・サークル、バイトや職場などの出会いで変わることもあるだろうが、そんな幸運や好循環に期待するのは愚かなこと。手っ取りばやい方法はないか。実はある。

 私個人は本質的にはもう諦めている。来世で頑張ろう、そのためにせいぜい徳を積もう程度だが、仮に自分を歴史改変しようと思ったらどうするか。自分がセワシなら、のび太をどう変えるか(ただしドラえもんはいない)。

 一つの答えは、芸人・役者・声優などの養成所に通うことだ。正直キツいし、プロになる気などなくても、自分を変えるために本気でやる。モチベーションが課題にはなるが、これが歴史改変の最善手段である。もちろん性格が改造できる保証はないし、その養成所内カーストで下位になればさらに腐るリスクもある。あくまで可能性である。ただ、これが一番可能性が高い。
マスターキートン』の主人公、平賀・キートン・太一は自分を変えたくて軍隊に入った。そのサバイバル能力で作中では活躍するも、結局自分は変わらなかったと述懐している。
 キートンは選択を間違ったのだ。少なくとも現代日本で、軍隊(自衛隊)に入る意味はない。というわけで、既に述べた養成所がおすすめである。20代前半までなら入りやすいし、金さえあれば大学生のダブルスクールとしても最適だ。「就活塾」なんてものも現代にはあるが、あれは小手先感が強い。ナンパ塾のようなものも同類。

 学費はそれなりに高いだろうが、一生の幸福のための投資と考えれば、決して悪くない選択だと思う。最近いろいろと人生に絶望し、大学生時点の自分に根本的な助言するとしたら何かを真面目に考えた結論がこれである。笑いたければ笑え。ネットのマジョリティ・3軍に媚びるのは、もうやめたんだ。