うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

『ポケダンDX』レビュー:新生・不思議のダンジョンとして文句なし、長い付き合いになりそう

 まずお知らせだがゲームの記事が増えてきたので、「ゲームレビュー」タグを先頭につけることにした(タイトル上の階層メニューにも表示される)。

 私は元々『風来のシレン』の大ファンである。何を隠そう、このブログのタイトルもモンスター名から取っているくらいだ。
 しかし初代のDS版リメイク(2006年)の余計なアレンジに幻滅し、シリーズ4以降はゴミになってしまい(3とGB2は未プレイ)遠ざかっていた。初代については、Wiiの時のVCのような完全移植版が待たれる。
 それでも久しぶりに不思議のダンジョンシリーズをSwitchでやりたいなあと思っていたら、タイミングよく新作があった。コラボのポケダンシリーズである(チョコボ版もある)。スパイクになってからのチュンソフトは本当にダメなので、別会社が開発した方が間違いない気がする。

 やや脱線したが、『ポケダンDX』は今年出たばかりの、ポケダンシリーズ初代のSwitch版リメイク(DS/GBA版が2005年)である。単なるリメイクではなく、大幅に改修されている。旧作はプレイしていないので、細かな比較はできないが。
www.pokemon.co.jp
 リメイクによる違いの概要はこちら(攻略も他の記事にある)。
game8.jp
 レベル継続、アイテム持ち込み可、集団戦法前提と、どちらかと言えば「不思議のダンジョンベースのRPG」である。本編を19h弱でクリア(15ー20h程度で可能)したので、そこまでのレビューを書く。本レビューは「不思議のダンジョンファン、ポケモンは素人」の人間が書いたものなので、あらかじめご了承ください。

ここがイイ

  • 快適な操作性と動作

 まずZRZLボタンまでフル活用した操作性。こちらの記事で書いた『ゼルダの伝説 夢をみる島』の時のような不満は一切ない。
maoukpp.hatenablog.jp
 さらにLボタンによるオート移動(設定の自由度もある)、「さくせん」選択によるパーティー運用とシリーズの進化を感じさせる。パーティーが3人、ダンジョン内で仲間を増やすと最大8人編成だが、大勢でも詰まることなく移動も快適で「入れ替え」を使う必要はあまりない。グラフィックは綺麗だが重くなることもなく、動作もサクサク。

  • 絵本のような可愛いグラフィック

 まず、とても癒されるし没入感がある。私はポケモンは原作ゲームもアニメも一切知らないが、ファンにはたまらないだろう。
 この点も『ゼルダの伝説 夢をみる島』と同様で、素晴らしい作り。400以上ものポケモンの動きのあるグラフィックを新規に起こすのは大変だったと思うが、この資産を生かしてSwitchでまた続編を作れるはず。

  • 絶妙にマッチしたポケモンの「わざ」「タイプ」「特性」

 わざを4種類セットし使っていくのはポケモン原作同様だが、ポケダンでは中でも2マス、4マス、部屋全体攻撃系が強い。ただ当然敵も使ってくるので、バランスは取れている(「連結」はプレーヤーだけだが)。全般射程は長めなので油断ならず、『シレン』の時とは敵との距離感が違う。
 また変更できない「タイプ」と「特性」も膨大な数のポケモンがいる中、個性化に役立っている。

 主人公も、敵も味方もNPCもすべてポケモンという世界観である(主人公とパートナーは候補から選択)。なので、悪役含め全てを既存ポケモンにキャスティングしている。ポケモン原作とは違った味が出ていてよい。ポケモンたちはしゃべり、通貨は「ポケ」と貨幣経済が成立しており、町があり、ポケモン社会が形成されている。
 ストーリーもシンプルながら悪くなく、不思議のダンジョンにはこのくらいでちょうどいい。

  • 圧倒的ボリューム

 本編はそこまで長くないが、豊富なクリア後ダンジョンとストーリーにより満足度が高い。「伝説のポケモン」など一通り戦って仲間にでき、ポケモンファン向け演出にもぬかりはない。本編クリア後、ポケモン進化も可能。

  • 町は一つだけ、余計な要素なし

 ダンジョンは全てコマンド選択、移動で混乱するようなことはないし、ストーリーが詰まることもない。ゲーム慣れしていない人でもプレイできる。攻略サイトを見なければいけないような状況がなく、ストレスがない。

  • 声優なし

 ジャンル問わずイマドキのゲームは声優が当たり前になってしまったが、これは長所である。「人間不在」世界のメリットでもある。もっとも人間キャラがいるポケモン原作も、最新作でも声はない。これがテンポを損ねず、実にいい。
 ファミコン時代から30年ゲームをやってきたが、「ゲームに声はいらなかった」が私の結論である。声優でオタクを釣るより、ゲーム性で勝負している作品こそ本物だ(アクションゲームの効果音的な声ならまだしも)。任天堂はそれをよくわかっている。

ここがイマイチ

  • 本編の難易度がぬるすぎる

 全般、不思議のダンジョンとして簡単。本編ラスボスはまあまあ強いが、レベル上げ+復活アイテムさえあればゴリ押しできてしまう。以下さらに列挙する。

  • アイテムが全て識別済み、マイナスアイテムがない

 アイテムを識別していく楽しさがないのは退屈だし、キグニ族の種を食べて「店主」を殴ってしまい死亡とか、マイナスアイテムゆえの面白みがない。

  • 本編ダンジョンは全て「みとおし」可能=透視の腕輪状態

 序盤だけかと思ったら、本編ずっとだった。後半から登場するモンスターハウスも、アイテムが大量に見えるのでバレバレである(モンスターハウスのモンスターのみ表示されない)。

  • 仲間を倒されてもペナルティがない

シレン』では敵のレベルが上がると一気に脅威になるのだが、仲間が倒されても何もないので正直楽すぎる(もっともポケダンで敵が1レベルくらい上がったところで大差ないのだが)。アクシデントによる、敵のレベルアップもない。
【10/2追記】本編クリア後だけなのか不明だが、覚醒状態になったりメガシンカする模様。継続システムな以上、何かしらアイテムは持っていて対処できるのでそこまで脅威ではないが、一定のペナルティにはなっている。

  • オレンの実ドーピング(難易度についてはここまで)

シレン』でいう弟切草で回復アイテムだが、その冒険内のみだが最大HPを10上げる効果もある(100以上だと満タン時のみ)。厳しめのダンジョンではこれをストックしておき持ち込み、いきなり大量に使用すれば難易度は一気に落ちる(たとえば15個用意し、主人公、パートナー、仲間で5個ずつ使用)。
 余談だが上記攻略サイトではステータス成長アイテムを「ドーピングアイテム」と呼称しているが、効果が永続的なので本来の用法からすればこのオレン・ドーピングこそが正しいドーピングである。

  • ダンジョンの数だけは多いが、グラフィックだけでほぼ変わりがない

 元々『シレン』でも地上と地下しか違いはなかったが。今回はプラス「天気」システムがあるが(寒い場所では吹雪ダメージなど)、やることは基本同じ。違いは登場ポケモンのみで、膨大な数を出すにはこれしかなかったので仕方なくはあるが。

  • お金を拾う楽しさがない

 落ちているお金の金額がしょぼい。金策は一部のアイテム売却がメイン。

  • ボーナスモンスターの不在(そもそも敵からのドロップアイテムがない)

 食糧、金、アイテムを確実に落とす敵が存在しないので、ワクワクがない。ポケモンにキャスティングするのが難しかったせいだろうか。

 仲間はどんどん増えていくし控えにしておいても経験値が入るのはいいのだが、あまり活用法がない。プレーヤーは操作しないチーム編成し救助クエストさせるとか、歴史SLGのように内政とかやりたいなあ。
「余計な要素なし」はメリットでもあるのだが。ポケモン集めはあくまで、原作ファン向け要素。

  • 泥棒の楽しさがない

 シレンシリーズといえば「泥棒」だが、その楽しさがない。まず、やるメリットがない。そもそもお金は全滅しなければ消滅しないし、少なくとも本編では「商品が高価で買えない」ということがほぼない。安い商品しか売っていないからだ。『シレン』では文無し状態から高価な商品を泥棒する楽しさがあった。ちなみに「店主」役はカクレオン
 とはいえポケダンでは廃止される可能性もあったと思うし、ちゃんと再現し、泥棒可能になっているところは評価できる。メリットがなくてもやるのが男のマロン(原文ママ)かもしれない。

まとめ

 不満点はほぼ『シレン』との比較によるものだけで、総評としてはよくまとまっていてさすが任天堂クオリティ。シレンという原典とは別の、新生の不思議のダンジョンである。『シレン』は明らかにゲーマー向けなので、幅広い層にアピールできこれはこれでよい。
 無料体験版があるので、ぜひDLして触ってみてほしい(製品版にセーブデータの引継ぎ可能)。容量も2.1GBと少なめなので、DL購入もオススメ(私はDLで買った)。来年以降の続編にも期待したい。完全新作でなくても、シリーズがある分リメイクの弾は豊富なので。
 タイトルにも書いたとおり、ポケダンとはこれから長い付き合いになりそうだ。

芸能人でも大人の女性に「ちゃん付け」はセクハラではないのか

 この記事である。内容はどうでもいい、私が引っかかったのは「結子ちゃん」だ。
www.tokyo-np.co.jp
 別に草彅剛を炎上させてやろうとか思ってないが、あまり叩かれてもいないようなので自分で書いてみる。会社で46歳男性が、部下の女性を下の名前のちゃん付けで呼んだらセクハラ間違いなしである。芸能界というところは、本当に価値観までも伝統芸能で古い世界なんだと思う。
 ちゃん付けはナチュラルに、相手のことを

  • 対等な人間だと見ていない
  • 子供扱いしている

 といった文脈がある。小学生以下の子供ならともかく、大人に対しては失礼すぎる。なので1:1、あるいはごく身内だけの飲み会などの場で本人が嫌がってなければいいだろうが、公の場でこんな言い方はすべきではない。

 あと数年もして芦田愛菜が成人しても、多くの一般人はちゃん付けするだろう。それは子役時代のイメージが強いからで、かつ身近でもない=権力性はない相手への呼称なのでこちらは別に問題ない。
 それでももし対面したら、さん付けになるのが常識的な大人である。仮に子供の頃から知っている相手だとしても、公の場で「ちゃん付け」はない。

 実は9/12にもTwitterで似たようなことがあった(私は今鍵垢なのでフォロワーしか読めないが)。
 女性の音楽家AとBがちょっとした論争になり、Aを擁護するベテランの男性音楽家S(全て仮名)が、Aをちゃん付けしていたのだ。はっきり言って、かなりキモかった。ドン引きである。二人がどんな関係か知らないが、公言するのは非常識すぎる。しかも実名の商用アカウントで。
 その後(たしか9/18)、全く別の音楽家でも同じことがあった。教え子なのかもしれないが、Twitterでそれ言っちゃうんだとますます引いた。この二人に関しては、SNSリテラシーがないだけかもしれない。でもたぶん、ステージ上のトークなどでもそう呼んでるに違いない。染み付いてるから、SNSでも出てしまうのだ。

 いわゆる芸能界ではないが、こちらも芸能の世界だ。改めてドン引きである。
 会社など一般人の組織でも、田舎だったり古いところは今でも女性への「ちゃん付け」が横行しているだろう。なので「ちゃん付け」が聞こえたらそこはヤバい環境ということである。走って逃げよう。男であっても、長い目で見ればたぶんろくなことはない。

コロナ禍はお笑い賞レースにも深刻な影響を与えた

 2020年のキングオブコントは、非常にレベルが低かった。毎年ちゃんとフルで見ているお笑い通というわけでもないのだが、今年は明らかに特異だった。歴代ワーストと言っていい。
 ジャルジャルは安定していたが、他が弱すぎた。なんだか予選を見ているようだった。1回戦(ファーストステージ)で477点で大差をつけた時点で、もう優勝は決まっていたので「誰が優勝するか」という点でも全く見応えがなかった。とはいえ斬新すぎるお笑いゆえに評価が割れやすく、今までコンテストで報われなかったジャルジャルの優勝は素直に祝福したい。

 今年は審査方法も変わった。芸人の100人だと密になってしまう? それは間隔取ればいいだけの話だし、運営側の意向だと思う。個人的にM-1との差別化もあるし以前の形の方がいいとは思うが、それは今回のレベルの低さとは関係ないだろう。

 コロナのせいで、芸人たちは舞台の場数が踏めてないのだ。ネタとは台本を書いて覚えて終わりではない。舞台は本番であり、練習でもある。台本も修正していくだろうし、台本に変更がなくても間やテンションなど細部を整え、仕上げていく。
 比較的まともだったジャンポケも今ひとつだったのは、新ネタでの練度の問題だ。賞レースのために新ネタを書き上げてくるのは立派だが、今年は厳しかった(ジャンポケのネタを網羅しているわけではなく、推測に過ぎないが)。ベテランかつ二人だけの稽古でネタを仕上げられるジャルジャルが強かった。
 
 そんなわけで、年末のM-1決勝も不安である。漫才とコントではまた事情が違うのかもしれないが。
 お笑いに限らずあらゆる舞台芸術がコロナ禍により深刻な影響を受けているが、経済的な影響だけではなかった。品質・内容にも及んでいる。この文化破壊、今年だけで終わることを願ってやまない。

「マスクの問題」は「オタク差別」に置き換えるとわかりやすいかもしれない

「マスク拒否男」が全方位から叩かれているが、私は同情している。そんな中、以下はとても面白い記事だった。
anond.hatelabo.jp

 船長や機長には安全上の理由から、法的に強い権限がある。客を降ろすことそれ自体は違法ではない。だが、権力行使というのはその正当性が問われる。
 今回の権力行使、口論になったところで排除というのは悪徳警官・刑事が職質の名目で粘着的に容疑者にからみ、相手が怒ったら「ハイ、公務執行妨害!」で逮捕というような手口に近く、きわめて危うい。
 私は根が反権力・リベラルな人間なので、このような事件は毎回とても腹が立つ。権力の濫用こそ批判され、正されるべきだ。

 今回のマスク飛行機事件は結局「マイノリティは虐げられる」という点で、上記増田で挙げられていた黒人差別と同じである。「黒人差別に正当性はない」が現代の常識でも「正当性がある」時代もあったし、その現代の常識も闘争の歴史があってこそで、今なおBLM運動で続いている。
 健康上の理由有無に関わらず「マスクが嫌いな人間」は、社会的に排除されるべきなのだろうか。民族・性差別とは違い、単純に「数の少なさ」という意味でのマイノリティではあるが、だからこそ余計に袋叩きになってる感がある。

 マスクをしなければいけないという社会通念は、今あると言えるのか。コロナが流行ってから半年程度だし、来年にはなくなっているかもしれない。マスク拒否男のツイートによれば、座席は隣は空いていたらしい。それでもマスクしないといけないのか。自粛警察や旅行者差別といい、こんなトラブルが起きるのは同調圧力の強い日本だけ。本当に特殊な国で生きていると痛感する。
「マスクをしたくない」がお気持ちなら、「マスクをしない人間からのコロナ感染を不安がる」もまたお気持ち。些細なことでも多数派を占めた方が勝ち、少数派を従わせるという恐ろしい社会になってしまう。

 さて、前置きが長くなったがここから本題。ネットに多い、ありもしない「オタク差別ガー」とか言ってる人間にとっては、この件は「オタク差別」に例えるのがわかりやすいかもしれない。
 たとえば萌え絵、『宇崎ちゃん』の絵のTシャツを着ていたら乗客とトラブルになり、CAから乗っている間は白Tに着替えてくれと言われ、最後は機長から降ろされたとしたらどうだろう。笑うかもしれないが、10年20年後あの手のソフトポルノ・全年齢向けポルノ=萌え絵に対する圧が強まり、公共空間で排除される可能性はないとは言えない。
 マスク事件は搭乗口でのチェックが甘かったことが全ての原因だが、同様にそこは通り抜けてしまったとしよう。萌え絵オタクが被害者なら、オタクからはひどい話だ、と同情されるはずなのだが。
 マスク着用についてはオタクに限らず、自分がマジョリティだと人はあまりそれを自覚しないらしい。仮にある属性では差別を受ける身でも、別の属性では差別をしてしまう……おなじみの差別の多層構造。

 もっとも服装の話なら、最初からドレスコードが厳しくなった社会を想定し、「短パンサンダル男が飛行機から排除されたとしたらどうか?」とした方がわかりやすいんだけどね。一般向けには。ブログとしてそれじゃ面白くないから、オタク差別で考えてみた。

男は現代の身分制度・スクールカーストから一生逃れられない説

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 心から、ろくな目に遭わない人生だったと思う。それでももうしばらくは生きていくしかないが。

 さて前回記事に関連するが、最近スクールカーストに関心を持ち、ググっていたらいい記事に出会った。スクールカーストとは、実によくできた現代のソーシャルな身分制度である。
satomi-manga.com
 関連記事も色々あり、「1軍」についての記事で、「進学校はそんなにカーストがキツくはない」という考察があったが、まさにこれこそが本質なのである。進学校の場合は勉強が第一なので、まず勉強ができない(もっとも下位でも世間からすれば十分できる奴なのだが)と舐められるというのは絶対にある。
 その集団・団体によって、カーストの成り立ちやルールは違うのだ。だが確実に存在する。種類が違うだけでカーストは大人の職場でもあるし、ネットでもある。偏差値・階層問わず大人も子供もいじめが大好きだし、カーストも大好きなのだ。人間など所詮は、動物だから。元3軍だけが集まっても、結局またその中でホモソができてカーストがある。カーストの無限連鎖。

 タイトルは正直ノリでつけた。女は違うのかもしれないし、男も子供がいればまだ違うのかもしれないが、既婚でも子供がいなければ同じだと断言できる。元3軍は一生満たされない思い、劣等感を抱いて生きていく。私で言うとアラフォー、仕事・生活だけなら安定していても、だ。
 仮に今私にめちゃくちゃ魅力的な恋人ができたとところで、それに比例して猜疑心に囚われるだけでおそらく不幸しかない。自己肯定感の低さは、一生引きずる。だからますますそんな男に魅力があるわけなく、仮定は無意味となるのだが。

 そんなわけで、上記スクールカースト記事のまとめとは真逆ではあるが、「高校までのスクールカーストは一生乗り越えられないんじゃないか」という諦念が最近強くある。セルオタ(インセルオタク)はもちろん、非モテ論壇とか哲学かぶれのエセインテリとか、ネットに多い(実数よりも声のでかさ)のは3軍上がりのゴミばかりだ。
 そもそも心理学、社会学、哲学・思想などのメンヘラの学問にハマる時点で、もう終わっている。イチローが言ってた「ライオンは筋トレなんかしない」という理論と完全一致する。元1軍男は女を憎悪・差別したり、逆に意識高いこと言ったり、インテリぶったりしない。
 スクールカーストなんて「スポーツで言う地区予選以下の、その学校内だけでの狭い話」と思うかもしれないが、実のところそうではないのだ。巡り合わせ、運不運による変動はあるが、上位の人間はだいたいどこでも上位である。
 その証拠に、大人になってからでもいかにも上位=リア充っぽい人間は一目見ればわかる。元3軍としては「同じ教室で出会わなくてよかった」とほっとするくらいだ。表面上はイキって「パリピだなー、チャラいなー」とかやや下に見ていたが、本当は羨ましかった。

 芸能人とか著名人以外のいわゆる匿名系ツイッタラー(実名を出していたり調べればバレていたりする者もいるが、リアルは表に出さない分離型)に限らず、掲示板やはてブなど積極的にネットに書き込むのはもとを正せば3軍(せいぜい2.5軍)しかいないし、逆の意味で偏ったムラ社会だ。まさに3軍たちの宴、全く健全でないスラムと言っていい。
 もちろん3軍でもある程度の規模の経営者、医者、弁護士、会計士など社会的には成り上がった者も多いが、そもそもの身分が違う。学歴・資格・教養知識その他で武装しまくっても、そんなものはハナクソである。ガチな意味での「陽キャ」に「陰キャ」は、本質的な人間力で一生勝てない。表面的な成功でイキっても負け続ける。
 スクールカースト上位が社会的・経済的に成功するとは限らない。しかし、個人的に知る限り貧しくても幸せに生きているし(多くは既婚子持ち)、その輝き・高貴さに下位は敵わない。身分が違うとはこのこと。
 私はずっとカースト上位の人間が嫌いだったし、見返してやろうとか思ってきたが、ここにきて潔く敗北を認める気になった。たかだか3年間の学校生活ではない。人生の敗北をだ。ネットに多い元3軍たちも、ろくなもんじゃないと思い知ったからだ。つまりこの記事は、積年の同族嫌悪が炸裂しているのである。

 なんてこった。10代中盤までのカーストで男の人生はほぼ決まってしまうのだ。決して異性モテだけの問題ではない。人間関係による幸せの総量というか、限界性能に関しては。昔のスパロボで終盤、機体の「限界」により命中・回避が頭打ちになる現象があった。あれと同じである。くどいようだが女のことはわからんので、あくまで男限定にしておくが。

 俗に言うコミュ力は紛れもなくこのカースト上位能力のことだし、これは後天的に変えることはなかなか厳しい。だから3軍は婚活パーティーや合コンをしても負け続けるし、社会的に成り上がりハイスペにものを言わせマッチングできたところで、一生劣等感は引きずる。

 ただ、自分を強制・強権的に変える方法はないでもない。社会不適合な性格を改造するには、ガンダムの強化人間のような強硬手段しかない。部活・サークル、バイトや職場などの出会いで変わることもあるだろうが、そんな幸運や好循環に期待するのは愚かなこと。手っ取りばやい方法はないか。実はある。

 私個人は本質的にはもう諦めている。来世で頑張ろう、そのためにせいぜい徳を積もう程度だが、仮に自分を歴史改変しようと思ったらどうするか。自分がセワシなら、のび太をどう変えるか(ただしドラえもんはいない)。

 一つの答えは、芸人・役者・声優などの養成所に通うことだ。正直キツいし、プロになる気などなくても、自分を変えるために本気でやる。モチベーションが課題にはなるが、これが歴史改変の最善手段である。もちろん性格が改造できる保証はないし、その養成所内カーストで下位になればさらに腐るリスクもある。あくまで可能性である。ただ、これが一番可能性が高い。
マスターキートン』の主人公、平賀・キートン・太一は自分を変えたくて軍隊に入った。そのサバイバル能力で作中では活躍するも、結局自分は変わらなかったと述懐している。
 キートンは選択を間違ったのだ。少なくとも現代日本で、軍隊(自衛隊)に入る意味はない。というわけで、既に述べた養成所がおすすめである。20代前半までなら入りやすいし、金さえあれば大学生のダブルスクールとしても最適だ。「就活塾」なんてものも現代にはあるが、あれは小手先感が強い。ナンパ塾のようなものも同類。

 学費はそれなりに高いだろうが、一生の幸福のための投資と考えれば、決して悪くない選択だと思う。最近いろいろと人生に絶望し、大学生時点の自分に根本的な助言するとしたら何かを真面目に考えた結論がこれである。笑いたければ笑え。ネットのマジョリティ・3軍に媚びるのは、もうやめたんだ。

舐められたくないでござる

 最近、こんなことをぼんやりと、そして強く思っている。

 所詮人間は動物社会、ネットでもリアルでも舐められると長期的にはろくなことならない。舐められないことを第一にしてこれから生きていこう。それで親しまれるならといじりとかタメ口とか歓迎してたけど、間違っていた。
 愛されることと舐められることは違う。あの界隈も醜悪なホモソだともっと早く気づけていれば、傷も浅くて済んだのだ。「性被害の怒りの半分は人を見る目がなかった自分への怒り」とはよく言ったものだ…。

「舐められる」ことについて、ぼんやりとしたエッセイを書く。実はこういう文章こそが一番難しいので、練習も兼ねて。俺でエッセイの練習しろ。

 先に参考記事を。この記事の筆者のトラウマはひどいしあまり共感できないが、「先輩より後輩の方が苦手、怖い」というのはわからんでもない。後輩に舐められた時のダメージはデカすぎるからだ。
baron-zaku-present.com
 特に女性は舐められやすい。以下は管理職の事例だが、女性は仕事面で時にアバターで損をしがちだ(無下に扱われない、優しくしてもらえるなどもメリットはもちろんある)。
president.jp

 ULパワハラ吊し上げ事件も、デマ讒言事件(詳細は前回記事)も全て根底は一つ、私が「舐められていた」からだ。
 安田一派からすれば舐めている相手だから、まず意見されることが許せないし、告発しようとした私に対し一切謝れない(止める用意は十分あった)。たとえ自分に非があっても格下の相手に謝るということは、ホモソ内の序列を脅かす。
 青地のデマにしても、「匿名垢ごときが」というマクロな憎悪と差別心が根底にあるからあんな杜撰なデマを撒いてしまう。そして青地が言ってるから、相手が舐めている人間だからと二次拡散者も乗っかるし、それを聞いた界隈もデマを信じてしまう。
 一連の流れは、舐められていなければ発生しなかった。これは私に非があるということでは少しもないが、結果だけを見れば「舐められていた」が全てなのだった。こんな思いは二度としたくない。だから今後、舐められることはあってはならない。

 象徴的なエピソードを一つ。安田と初めてコラボキャスをした時に、いきなり「お前のツイキャスはつまらない。ボイトレの話とか」と言われたのは今でもよく覚えている(ちなみにボイトレの話などツイキャスではほぼしてない)。どうみても、これからコラボキャスする相手に言うことじゃない。ボスがそんなだから、当然仲間も全員舐めてくるのだった。今思えばその時ぬるい返しかしなかったし、もっと初手できっぱりと拒絶し、早いうちに界隈から去るべきだった。
 思えば過去にリアルでも、こういう仲間内での示威行為・マウントをされたことは何度かあった。ツイキャスなので比喩だが、あの時の安田も過去のマウント男たちと同じ眼をしていた。
 私はどうにも、舐められやすい性分である。特に外野・部外者より、グループ内で舐められる。そう、学生以来、20年ぶりくらいに、私はグループ内いじめを経験したのだった。

 私がその集団で舐められたのは、以下が原因である。

  • 学歴が低め(正確に把握しきれてないが、えらい高学歴集団だった模様)
  • Twitterでも長文でもインテリ構文を取らない(私はそれが頭が悪いと思っている)ので、頭が悪そうに見えた
  • 哲学・思想系の共通言語が私に不足していた(得意分野が違うと言えばそれまでだが、逆に連中は中学生レベルの政治感覚しかなかった)
  • Twitterのフォロワーが少ない
  • 士業のような目立った社会的ステータスがないし、IT技術者としても目立った実績がない
  • 本業(ボイトレ評論家)もネタとして解釈され、全く理解されなかった

 このへんはもはや恨み言というより、事例の整理というか歴史として。こういうことは大人でも、ネットでもよくあるのだということが言いたかった。

 で、今私は舐められないためには金を持たねばいけないし、トロフィーになるような相手と結婚もしたいと思っている。ゲスな本音だが、真実だ。
 知識や教養もつけないといけない。ただ、どんなに武装しても舐めてくる相手はいるので、その時は「●る」「●す」しかない。実際手を出すかどうかはともかくそれくらいの気迫がないといけないという話で、普段からバリアを張る必要がある。
 個人的にホモソのボス猿になる気は毛頭ないが、自分を守るためにはある程度やむを得ないのかもしれない。


 と、ここまではメンズリブとは真逆の、闇堕ちした人間の報告なのだが、実際人間は「舐められたくない」で世間と向き合っていて、それによって努力できることも大きいなと。

 たとえば私の本業(ボイトレ評論家)について。以下は全面的に正しいわけではないが、一応の辻褄は合う。

  • ボイトレを語っても歌えない・音源を上げないと舐められるので、nanaで公開した(下手だと新たな舐められになるが)
  • ボイトレ知識のみで音楽理論的知識がないと舐められるので、勉強する
  • 楽器が何もできないボーカルは舐められるので、ギターを練習する

 学歴だってそうだ。過去に私なりに大学受験や資格試験を頑張れたのは、舐められたくないからではなかったか。

 人間という動物が所属するのは、マクロな競争社会とミクロなホモソとがある。前者はマクロな偏差値、スコアによるランキング、あるいは年収や資格・職業など社会的ステータスで、後者は部活や職場などの直接関わる集団の話。
 私はミクロの方はこれまで気にしていなかったというか、無礼講で行こう的発想だった。だが、それは間違っていた。本当に平等でフラットな、素晴らしい集団ならそれもいいだろうが、それは理想郷であって現実は違う。厳然と序列が存在する。
 ぶっちゃけ下位に甘んじるホモソなど、所属する意味はない。ネットにもホモソはたくさんありいつの間にか所属していることも多々あるが、嫌々・惰性になってきたら即抜けよう。
 
 よく「他人の評価は気にするな、他人に自分を委ねるな」的正論があるが、最近私はそれにも懐疑的なのである。本当に他人の評価を気にしない行為など食事などの生理・生存的行為を除けば存在しない。「人の目ばかり気にして生きている」のが、人間の現実だ。その弱さを認めよう。
 SF的な閉鎖空間、自分一人だけの世界(物資やインフラは十分あるとする)になってもやることが本当の趣味であり、生きがいであろうが、現実はそんなことにならない。常に他人の監視が存在する。
 だからルッキズムその他、他人からの評価・序列からは逃れられないし、品定めされ続けるのが社会的な人間の宿命なのだ。この構造を変えるのは無理だから諦めよう。

「若い時は尖っていて、イキっていたが歳を取ると丸くなる」という現象がある。あれは、それなりの地位を確保できた人間の貴族的行為なのだ。ある程度満足な状況がなければ人間いつまでも尖っているし、イキり続けるしかない。私もそこが甘かったので、もっと尖っていこうと思っている。大人ぶって、丸くなっている場合ではなかった。

 最後に全く自信も根拠もないが決意だけ述べておくと、私は教科書的なメンズリブは焼き捨てて、真の生きやすさを手に入れてみせる。死ぬ瞬間に、この人生は悪くなかったと思いたい。

安田一派にデマによる誹謗中傷を受けたのでその反論

本編:7.29デマ事件

 まず7/29に、選挙に出馬したこともある政治学者、青地イザンベールまみ[@aojimami1]さんにデマを飛ばされました。青地さんとは一年半くらい相互フォローで、たまにDMする仲でしたが、たった一つの議論が対立しただけでこの仕打ち、あまりにも酷かった。
 もちろん抗議・反論はしたが、あまりことを荒立てたくなかったので(デマだから)ツイートを消せとしつこくは言わずブロ解でお別れ、その後は黙っていました。詳細は当日のツイを。
Twilog

【8/9追記】Twitterを鍵垢にしたい(Twilogは非公開になってしまう)ので2日分まとめて限定公開のtogeにしました。
デマ攻撃を受けた経緯まとめ - Togetter

 それを同日(直後と言ってもいい)、環[@fuyu77] と、安田鋲太郎[@visco110]に悪用されました。スクショなので、もはや青地さんに元ツイ削除してもらっても手遅れ。詳細は本日のツイを。二人とも完全に元のデマを超えた、新規のデマを言いふらしている。
ケープラ K++(@maoukpp)/2020年08月08日 - Twilog

 全ての発端は1年前のうちゅうリブ(以下「UL」)事件。
maoukpp.hatenablog.jp
 第三者ならまだしも、加害者コンビがこの件を持ち出して私を攻撃するなど言語道断。結局この二人は私の1年前のDM内容をツイキャスで喋っただけでなく、ツイートでも言いふらしている。悪人すぎるでしょ。
 その後も続けている私の批判が安田・環は相当こたえているようだが(そりゃUL参加者も増えないよね)、そんなお気持ちは知らん。そもそも大元のDM暴露から犯罪行為なので、安田一派は今すぐ謝罪・撤回してください。
 安田一派にそこまで影響力はないとふんでいるが、さらに拡散されるようなら二名に関しては法的に訴えるよ。

【8/9追記】デマを否定して回るのは本当に疲れるし、わざわざ相手のデマを拡散する行為でもある。そのためこの記事はこういう構成にしている。
 今度こそ、Twitterはやめよう。やめたからといってこのデマが消えるわけでもないのだが、本当に嫌になった。

【8/11追記】以前この記事でUL=ホモソ批判をした。今回の彼らの行動にしても、「ボスと共に一斉攻撃する」ってまんまホモソで呆れる。批判すればするほど、時間が経つほどますます団結(?)してホモソ色が強くなっている。
maoukpp.hatenablog.jp
 ネット論客以下に堕ちた(安田は元からだが)というだけならまだしも、環ってメンズリブ代表やってるんですよこれで。
「嫌いな相手は、事実無根のデマを流してまで讒言・攻撃したい」男の集まりなのULって? 最悪すぎる。環も安田も、青地さんのデマを信じたとしても、自分の発言が根拠のないデマだという自覚はあったはずだ。よくこんなことが人としてできるよ…。
 青地、安田、環をデマ三兄弟と名付けよう。これからこの3人の言うことは、一切信用しないでください。それくらいのことをした。5chレベルの妄言なんだから。

8/13追記:迷惑DM告発デマのMeToo的誤謬、告発するなら証拠を出せ

 少し冷静になれたので、長めの追加反論。デマの内容にも触れることになるが、やむを得ない。
 大原則として、告発とは告発する側が証拠を提出するものだ。
 青地デマは、何かに似ていると思ったらMeTooだ。女性(それも実名垢)が言うことで、ものすごく加害者とされる人間のイメージは悪化する。今回セクハラの要素は一切ないが、それでも男女論をやっていた人間がとなれば尚更。
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 MeTooの批判記事で私はこれに全面的には同意しないが、まさにこれと同じ文脈の「共感」が今回起こった(なお、当事者研究ブームが終わったのもこの記事の事件の通り)。本人に直接、しつこく反論・否定すれば今度はそれこそが「迷惑行為」になってしまう。
 DMなのだから、送れば絶対に証拠が残る。私の「迷惑DMを送っていない」という否定の証明はとても難しい、DMの全量を出すしかないが、それでも「編集している」と言われるだろう。

 安田デマは、私が第三者に安田が迷惑するDM送ったというものだ。送っていないので証拠を出せ。一体まず誰に送ったんだ。仮に送ったとして、別にその内容だけなら問題があるとは思えないので、本人の「何度もしつこく強要された」などの証言と証拠が必要。
 環デマは、特定の女性二人に対して私が迷惑DMを送ったというものだ(そもそも他人のDM履歴を暴露するだけでも問題)。環の方がデマとしては悪質で、これもMeToo的文脈、切り取りによる印象操作だ(私はいろんな人に積極的にDMを送る)。「女性相手にした」が、私の印象をより悪くする。もし迷惑DMしたことがあるなら、まずその女性二人の証言を取り、証拠も上げてくれ。

 スクショは捏造もできてしまうし法的な証拠にはならないかもしれないが、とりあえずスクショを出せ。もし捏造なら否定するが、そうでないなら私は潔く認める。
 デマ三兄弟以外の相手なら後付けでも「DMが迷惑だった」と言われたら、謝る用意はある。三兄弟はまず本件の謝罪と、撤回をしろ。話はそれからだ。
 証拠なき告発は、単なる讒言である。まさに言った者勝ち。こんな不正義を許してはいけない。告発者もリスクを負うMeTooとは違って、今回の場合讒言者は一切傷つかない。まさに卑劣なだけの犯罪である。

 余談ながら証拠の提出という点では、2019年8月記事で私も不十分だったかもしれない。この時の現場は2019/8/4の安田または環のツイキャスになる(録音が残っていれば)。ただツイキャスであること=DMのように受け手に残らず加害者側が簡単に消せてしまうので、当時URLを載せても意味はないと思った。また、この時の告発、ツイキャスの事実内容そのものについての否定や反論はなかったと記憶している。
 捏造による告発なんてあるわけない、私はそう思っていた。告発者の性善説だったが、認識を改めねばならない。真の被害者=告発者にとっては気の毒だが、警察のように最初は告発者を疑ってかかるのが、残念ながら正しい。

 重要なので何度でもくり返すが、発言者の権力性(知名度や信用・実績など)による他者への一方的な讒言などあってはならない。1年前も今回も、私は絶対に泣き寝入りはしない。
 男女論の行き着く先が、こんな讒言だったことに私は絶望している。Twitterは鍵垢にしたが、その中でも語るのはなるべくやめる(FFもだいぶ整理した)。思えば多くの人と喧嘩別れをしてきたし、不幸しかなかった。