うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

シレン6のレビューその2、最終Dクリアと長時間プレイして

 こちらの続き。maoukpp.hatenablog.jp
 クリアの記録はこれ。スクショも名前を「ケープラ」にして一応撮ったが、わざわざ載せなくていいだろう。
mstdn.jp
 switchプロフィール上で200時間以上プレイした。最終ダンジョン「とぐろ島の神髄」(以下、最終D)は終盤まで気が抜けず、60F以降で死ぬことも多くなかなかクリアできなかったが、とても楽しめた。解禁された「星の石ルート」までクリアできる自信はない(まずは序盤の「ニギライズ」をせずドスコイ状態に頼らないプレイのほうをまっとうしたい)が、ちゃんとその後も用意されているのはいい。
 前回レビューでも書いた通り概ね「シリーズ復活の名作」なのだが、従来作品のように今後移植・リメイクされるだろうし細かい点で改良してほしい部分がある。まずは最終Dについて。

終盤、隠し部屋の店が多すぎる

 気配察知or道具察知or透視の腕輪+ドスコイ状態で掘って店までたどり着くパターンが多すぎる。掘るのはつるはしかトンネル杖でもいいが回数が限られるし、そもそも店があることがわからないとどうしようもない。

「怪しくない店」のような救済措置は最終Dにもほしい

「怪しくない店」は本編で倒れてロストした装備品の救済措置としてとてもいいのだが、最終Dの50Fを超えて鍛え上げた装備を(アイテムのみ)ロストすると詰むだけなので、普通の店売りでいいので売ってほしい。それならば数フロア逃げ回っているうちにまだ助かる可能性が出てくる。メッキのような、保護するアイテム(たとえば、「復元の巻物」)を使った場合だけでもいい。店売りだと値段が高すぎて買えない→泥棒必須という事態になりかねないが、次のフロアで確実に戻ってくるだとゆるすぎるか。匙加減が難しいが。

ドラゴンにくらべて戦車の性能が壊れている

 早ければ16Fでねだやすしかないのだが、それにしてもイッテツ戦車の固定ダメージ50*2は壊れている(特防が前提というか、あってもおそらくきつい)。ガイコツまてんも壊れているので調整してほしい。くねくねハニーの上位でもレベル3は下げてこないのに、遠距離でそれをやるって意味がわからない。

序盤デブータの投石固定ダメージ20は調整ミス

 プレーヤーが使う「石」は固定ダメージ12、「デブータの石」は固定ダメージ20なのになぜかというか敵のデブータはすべて20。石のネーミングを変えて、下位のデブータの固定ダメージは12に下げてほしい。出現率は低めだが、おかしい。洞窟マムルはまだメリットもあるのでいいが。

 今度は全体の仕様について。

似たアイテムが多すぎるので統合してほしい

 対象選択かつ似た効果のアイテムが多すぎる。ネーミングも含めた例)天の恵み&地の恵み→天地の恵み、壺増大&印増大→増大の巻物、銀はがし&吸い出し→吸い出しはがしの巻物
 天と地は装備品に自動でかかる昔の仕様に戻してくれた方が個人的には嬉しいが、そうでないのなら統合を。メッキも選択ではなく、装備してる武器盾両方に効果のあった昔に戻してほしい。おはらいはアイテムも呪われるようになったので対象選択もやむなしだが、メッキは装備品以外に使う用途がない。

投擲の命中率

 敵も下がっているので平等ではあるのだが、ちょっと低すぎやしないか。ぴーたん、トド、チキンのような逃げ回るモンスターが矢でほぼ倒せない。外れた矢を回収するのも手間。
 以下は、廃止してほしい要素。

複雑な地形、見づらいマップ・見渡す

 マンネリ打破ということだろうが、視認性も悪いのでこれは直してほしい。結局慣れの問題でもないので設定をグリッド表示にしたが、それでもわかりづらい部屋が多い。青系のグラフィックの部屋に水路があるなど、デザインの問題でもあるが。
 マップだけではどこに通路があるのかわからないのは不便だが、これを仕様とするのであれば「見渡す」を改善、デフォルトはズームアウトし、通路を目立たせるなどしてほしい。

突発型モンスターハウス

「部屋に入った瞬間」というルールが守られていない。特定地点を踏んだ場合や、一度入った部屋に再入場した場合のモンハウは納得がいかない。いくらゲームとはいえ、露骨に不自然な演出は萎える。やらされてる感が出てしまう。

妙な確変要素

 「クロンの挑戦」、「ほこら」、「熱狂の祭り」、唐突に始まる確変要素はなんかズルをしている気がして、嬉しい結果になったとしてももやる。普通にドロップ率を上げてほしい。せっかくほこらを引いても、アイテム壊しモンスターがいるフロアだとほとんど意味がなくなってしまうのはどうなんだ。

忍者と山伏

 種類が多すぎるのと、こいつらばかり出てくるフロアが多すぎる。定義上は「モンスター」だが、人間の悪党とばかり戦うのはシレンの世界観としてなんか違う。手抜きをせずに、ちゃんとモンスターとしてデザインしてほしい。

デッ怪

 概ね不評のこれ、シレン6だけに終わると思うが、万一続投するようなことがあればおそらく買わない。メリットが「デッ怪ホールが消えるまで探索を粘ってアイテム入手」しかなく、ストレスしかない。
 石を持ってないと詰む、持ってても外れたら終わり、杖は効くものと効かないものがありわかりづらい、モンスターの特技・特性はそのままなので一部が壊れ性能デッ怪。全ての仕様がダメダメ。

流れる水路と大砲

 これもシレン6だけだと思うが、面白いのは最初だけですぐに飽きてしまった。流れる水路は敵が次々とやってくるので稼ぎ狙いの場合にはいいが、ゲームバランス的にそれでいいのか? ってなる。

インフレした装備の調整

 最終Dはまだしも、本編も序盤から神器頼みになってしまっており、無印の青銅系など下位性能の装備が(強化値がいい場合以外)合成素材にもならないただの「ハズレ」でしかなく、ほぼ存在意味がない。神器はもっとレアでいいので、全体のバランスを少し楽にしてほしい。
 ちなみに最終Dの武器盾の合計値はマスターチキンの13Fで20、スカイドラゴンの28Fで40(そのあと33Fで死神)、タコぎんとオトトレベル4の55Fで50、ミラクルチキンの66Fで60、最終の80Fで70はほしい(妖刀かまいたちとバトルカウンターは合成前提で、ない場合はもっと強化値が必要。もちろんその他の合成内容にもよるが)。序盤で神器の武器盾を、その後強化の壺(小容量&自然に割れるようになったのはいい調整)を引けるかが鍵。あとは+1からマゼルン合成をとことんやる。

お香

 壺扱いなので壺に入れられず、使用するには道具を一つ犠牲にする必要があり、効果も局地的には役に立つが保存するほどの価値がないものばかり。最後まで結局ほとんど使わず、序盤ならニギライズことおにぎりにするか、店売りで金にするだけ。全体的な仕様を見直してほしい。