うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

呉座事変で立場ある人の「黒い交際」を考える

 歴史学者の呉座勇一さんがTwitterで、あるフェミニスト(専門ではないが学者で女性)の悪口を数年間に渡って言っていた。それも白饅頭(御田寺圭)、小山晃弘(旧・わかり手)と言ったミソジニー論客とキャッキャウフフしてた事実が明らかになった。呉座さんは鍵垢だったのだが、それをスクショ通報した者がいたのだ。
【3/24追記】元からネット論客を知ってればもちろん、今回の騒動でネット論客を知った人も、その醜悪なホモソぶりにドン引きした。一人でテレビに文句言うようにバカとかブスとか言ってるだけなら、まだ可愛いものだった。炎上の直接的な原因は誹謗中傷レベルの悪口だが、この交友関係で失望の声がより大きくなった。よりにもよって、と。さらに鍵垢という、相手にとっては見えない・反論不能の状態だったことも陰湿さを際立たせている。
 で、謝罪のために公開垢にしたら2013年からなので余罪が出るわ出るわ、現在進行形で連鎖爆弾が炸裂している。


 どこにでもいるようなネット依存の、ネトウヨミソジニーなオッサンだったようだ。
「学者」が、このような言説を発信していることが今回炎上した最大の理由。呉座さんがただの作家・ライターなら批判はされるにしても、大きな問題はなかった。
 この記事の本題はこの「黒い交際」。国会議員、学者、国家公務員、ニュースキャスターといった職業は、人一倍高い職業倫理が求められる。弁護士や地方公務員には実名がわかっているネット論客もいるのでこの辺は次点なのだろうが、職業や肩書きに比例する。
 立場ある人が「黒い交際」をすると、それだけで社会的信用に関わり本業にも差し支える。実際にそうなるかは別として、上のような意見が出てくる(【3/24追記】自ら降板したので、確実にリアルに影響した)。芸能人のスキャンダルで「あんな奴を使うな」と降板させられることはあるが、それに近い。
 今回の記事はこのツイの掘り下げである。
 呉座事変では

  • 立場ある人:呉座勇一(歴史学者) 黒い交際相手:ネット論客2名

 だったが、私が体験した一件というのは

maoukpp.hatenablog.jp
 そう、上記記事では触れなかったが「意見の対立」というのは実はこの黒い交際だったのだ。2019年当時私は環に、将来を考え以下のようなことを言った。

メンズリブ代表として信用に関わるから、Tと日々のツイキャスでキャッキャウフフするのをやめろ。(メンズリブの立場上)絶縁しろとは言わないが、距離を置いていちフォロワーとして扱え。コラボキャスしたり、コメントでヘビーに馴れ合う状況は、客観的に見たら異常。どうしてもならDMや私的な通話でやれ。今は聴いている人間が少なくても、ツイキャスは公開物だ。あんたは大将なんだから」※最後の一言は「加藤の乱」の時の谷垣風に

 政治音痴の環にとってTは「可愛い後輩」でしかなく、そのヤバさに気づいていなかった。運動家である自覚もなかった。その結果起きたのが、私の追放劇である。Tが無名で本当によかったね、という話。その後有名にもなっていないようだし。双方が有名かつ、立場ある人の社会的地位が高いと危ない。

 立場ある人は、ゴロツキと付き合ってはいけない。これは社会規範である。暴排条例もその延長にある(憲法との兼ね合いがあるから法律化が難しく、全国条例にしたのだろう)。今回の呉座事変ではっとした人は…あまりいないだろう。そもそも実名垢で悪口垂れ流すという、情弱案件だったのだから。無名であっても普通そんなことはしない。リアルとネットは切り離す。
 ただ、改めて「黒い交際」は反社レベルでなくても信用をなくすという教訓が得られた。自分のダメージだけでなく、周囲にも迷惑がかかる。脇が甘いと、いつ転落するかわからない。可能な限りそういうリスクはなくす。それが立場ある人の振る舞いだ。逆に「誰とでも付き合う気楽な立場」でいたいのであれば、責任ある立場についてはいけない。頭の悪い「リベラル」ってこの辺を根本的に勘違いしていないか。
 そうそう、この件も黒い交際案件だった。
maoukpp.hatenablog.jp

 今回は中高生でも知っているような当たり前のことを書いた。どうも、私の「中高生レベル」の認識は世間とズレがあるようなので…。