うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

名誉男性呼びは差別なのか

 この記事の続きになるが、「名誉男性」という言葉について。
maoukpp.hatenablog.jp
 最近はネットスラングというかTwitterの議論でよく見るが、言葉自体は昔からある。昔はバリキャリ女性や男勝りな女性に対してそう言われていた気もするが。

 過熱するTwitterの議論では、「名誉男性は『名誉白人』を起源とする、ひどい差別用語だ」「女性の尊厳を傷つけている」などの批判がある。そんなバカな。言葉のニュアンスは人それぞれだ。「名誉市民」や「名誉教授」は褒める意味だし、「名誉童貞」なんて茶化す使い方もある。もちろん名誉男性は100%悪い意味だが、だからなんだというのか。名誉男性とは「男性のような女性」であり、「女性でない」とは言ってない。「名誉が男性している」女性である。
 名誉男性呼びは使うべきではないという意見は、フェミニスト側からも聞く。そこでアンケートを取った。


 やはり「男性」という言葉が強烈なのだろう、「男性性女性」は不人気だった。男性性女性と呼んでもダメなのだろうか。
名誉男性を使うな」という批判は、単なる言葉狩りである。いかなる用語を使おうが、「男性寄りの主張をしている女性」ということに変わりはない。いわゆるツイフェミによる雑な認定はあるかもしれないが、それは個人の問題であり言葉のせいではない。

 ネット検索していたら、2016年の小林よしのりさんの記事があった。
yoshinori-kobayashi.com
 氏は最近では伊藤詩織さんをバッシングする女性を批判し、その際にも名誉男性という言葉を使っている。言葉の通りであり、正当な批判である。

名誉男性」という言葉を置き換えたところで、何も解決はしない。抵抗がある人が使わないのは自由だが、「あなたの価値観は男性ですよ」と言ったところで対立は避けられないだろう。