うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

作成日付を偽装するSEO対策を撲滅したい

 昨日音楽ネタでググっていたら、こんなことがあった。


 要は胡散臭いサイトに出会ってしまったのだった。内容はまともだと思うが、形式が。ブログの移行などで手動コピペしたとかならわかるが、同じ日付で大量に記事を新規投稿できるわけがない。youtubeの日付と齟齬があり、明らかに工作している。言論やメディアについての常識のない人が、wordpressなどで好き勝手やれてしまう弊害だろう。
 Twitter掲示板、はてなブログなどのサービスでは投稿日時をいじることはできない。ただTwitterでも最新表示を狙った「パクツイ」は横行しているし、手間はかかるが削除→投稿し直せばブログサービスでも可能。
seolaboratory.jp
 SEOには「リライト」が有利と言われている。上記サイトによると日付だけを変えるのは意味がないらしいが。ただ「検索結果に表示されるようになる」には影響がなくても、見た人が、「あ、最新情報なんだな」と騙される面はある。内容も更新しているかはともかく、ともかくこの日付改変はSEOのテクニックとして横行している。モラルが崩壊していて、実に嘆かわしい。
swinginthinkin.com
 更新日付ではなく作成日付を更新しているが、浅ましいなあと。。「令和」の情報を加筆したなら、それは「更新」でしょ…。

リライトには二種類ある。誠実か、そうでないか

 冒頭ツイートの当該サイトの記事を見ても「投稿日」と書いてある。明らかに偽装だ。「作成日、公開日、投稿日」などの日付と更新日付が両方あれば何も問題はない。記事の中に【いついつ追記】というのは私もよくやるが、どの情報が追記したのか明記するのが誠実である。過去記事の純粋なリライトなら、頭に【この記事はいついつの記事を元に加筆修正したものです】のような但し書きがあればこれも誠実。
 SEOにしてもITネタなら水物だから、作成日は重要だ。どのみち偽装はダメだが。音楽ネタで日付が最新なことに意味があるのだろうか。
 ましてトレーナーの類の人であれば、何年やっているか・キャリアが重要なのにそれが一切わからない。最悪、「急ごしらえのパクリサイトではないか?」という疑念もわく。
 日付が古くなると見栄えが悪くなためか、日付表示が一切ないwebサイトもチラホラ見る(当然月別アーカイブ表示もない)。個人的に嫌いだが、それでも嘘の日付よりはマシである。

 SEOに勝っても、人間の信用をなくしたら本末転倒ではないか。匿名PV業者ならともかく、名前や顔を出した職業の広報でやってる人は悪手だと知ってほしい。
 この手の日付偽装はgoogle先生の対策を待つしかないが、たとえ二つの日付表示を義務付けたとしても不正はできてしまうわけで(「新規作成」だと言い張ることは可能)、ネットの日付などもう信用できないという絶望的な結論になる。
 さしあたり自衛策としては作成日付がやけに新しく、URLが文字表示(「カスタムURL」ははてなブログでもできる)で、作りが自前サイトっぽかったらwordpress業者さんなので警戒しよう。