うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

ネットでは名乗ってはいけない肩書きが二つある

 世の中、いやネットではネットでは名乗ってはいけない肩書きが二つある。フェミニストとボイストレーナーだ。男の場合ね。

 男フェミは、Twitterフェミ界隈などのフェミニストからは怨念たっぷりに嫌われる。単なる偏見で言うと、彼女たちは男に主導権を持っていかれたくなくて、フェミニズム女子校でありたいのだ。だから男フェミ同士を戦わせて高みの見物をする、妙なヒエラルキーを作る。まるでそれが男たちへの復讐であるかのように。
 男がフェミニストを名乗るとまずその名誉女性の男たちから袋叩きに遭うし、もちろん圧倒的多数派であるアンチフェミにも叩かれる。いいことがない。肝心の女性にもそれほどモテない。そもそも一般女性はさほどフェミニズムに関心がない。某有名アカウントは、「得になることは何もない。それを承知で自分への制約を課すために名乗っている」と言っていた。お、男らしいいいい! …ほら、男にモテても意味ないだろ。

 話は全く変わるが、続けて名乗ってはいけないのがボイストレーナーだ。厳密には、トレーナーかどうかより「お金を取っているか」が重要だ(広告ブログは問題視されないので稼いでいるか、ではない)。
 インターネットのボイストレーニングの闇は、昔から非常に深い。まず5chという掲示板が昔から盛んだ。まともな情報交換、有益なスレもあるのだが、まあ怨念がひどい。指導系の中でも、ボイトレというジャンルは特殊で形がないからなめられやすい。実際たしかにピンキリで資格もいらないし、誰でもすぐ開業することができる。
 マンツーのレッスンが基本だから単価が高いのは当たり前だが、アルバイトの自給感覚で「不当に稼いでいる」という偏見を持たれる。フルタイムその「時給」で稼げるわけないだろ。レッスンなんて俺でもできる? じゃあやってみろよ。誰が自分にその単価で仕事を頼むか、考えたことがないのか。

 ちなみに私はこの二つを兼ね備えているので、満貫だ。もうだいぶ前だが2015年10月に活動始めるにあたり、「ボイトレ評論家という肩書きでいく」ということは最初から決めていた。代償は大きかったがメリットも十分にあった。しかしその話は本題ではないので省略する。
 ボイトレオタクは男が多いので、フェミニストとは全く違う理由だが女性の場合はそこまで嫌われない。むしろ若くて可愛ければ姫になれる。
 まとめると、どちらも男社会の裏表で男の敵は男なのだ。誰もやらないだろうけど、社会学的にこのテーマを掘り下げるときっと面白い。男の嫉妬は国を滅ぼす。

 今回は勢いだけで文章を書いてみようという実験だった。感情のままに勢いだけで書くと増田っぽくなる。