うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

『コントが始まる』で気づいた、「ちょうどいい尺」問題

新作の連ドラを久々に観た気がする。日テレ『コントが始まる』を完走したので、感想を書く。 www.ntv.co.jp 1話を観た時、これは名作、神ドラマになるに違いないと思ったのだが…後半失速し結果的にそうはならなかった。良作ではある。しかし名作とまではいか…

2020年までポケモン映画をまとめてレビュー(完全版)

2022年2月時点でポケモン映画をすべて観た(2020年まで)ので、ドラ映画の時のようにまとめてレビュー。アニメのポケモンは映画含め、2022年2月時点でAmazonPrimeで全て見ることができる。新作映画の公開前など、不定期で時限的に見れるようになる模様。 一…

男女論は全クリしました

実は男女論系で下書きしていた記事もあったのだが、ボツにする。もう男女論は全クリして飽きてるんだよなあ…TL再構築しないといけないが気力がない— ケープラ K++ (@maoukpp) 2021年5月23日 このツイの通り、もう男女論は語り尽くした。過去記事もここには貼…

池江璃花子最悪のプロパガンダ、翼賛報道は民主政治の危機

元々、オリンピック反対派(以下「反オリ」)はIOCや組織委員会の体質、政権との関係性、膨らみ続ける予算、電通やスポンサー企業・メディアの利権、ボランティア大量動員・搾取といった運営面を批判していた。概ね正しいと思いながらも、コロナ禍でなければ…

能力主義とスクールカースト、打倒するには「体育」の廃止から

能力主義について、第二弾。 maoukpp.hatenablog.jp スクールカーストについても以前書いた。何歳になっても、高校生までの暗い体験というのは影を落とす。 maoukpp.hatenablog.jp この二つは密接に結びついているというかほぼイコールである。サンデルは能…

カラオケ・おぼえていますか

一般人の、人付き合いとしての「カラオケ文化」が消えつつある。元々ここ10年くらいは世の中的に職場の飲み会で二次会が減少、宴会文化が廃れつつあった。さらにコロナ禍で、大企業では飲み会自体が禁止されて1年以上になる。大々的に「オフ会」などもやりづ…

能力主義へのスタンスはその人間の素性を丸裸にする

サンデルの新著で、能力主義が話題である。レビューは以下に詳しい。 davitrice.hatenadiary.jp 『これから「正義」の話をしよう』でも能力主義は批判していたし、10年たってサンデルがこの方向に行ったのは自然に思える。たしかに結論部分があっさりしすぎ…

『のび太の新恐竜』は評判通り、最低のポピュリズム映画だった

ドラ映画評論家として、一応観たので記録。シリーズものとしてはこの記事の続きである。 maoukpp.hatenablog.jp 悪い評判は公開直後から知ってたが、自分の目で確かめてみようと思った。 kagehinata-movie.comorangestar.hatenadiary.jp 上記2記事で既に批判…

飲み会はなぜ楽しいのか

一応コロナ禍シリーズだが、脱線的エッセイ。「会食」は仕事のニュアンスが強いが、だいたい似た価値観を持つ者同士の飲み会は楽しい。インターネッツの論調とは真逆の結論になるが、話を進める。 飲み会は楽しい。IT業界の場合基本的にオタクしかいないので…

ファシズム再来—小池ロックダウンに軍靴の足音を聞く

去年のGWと同じ悪夢再来、という事態である。飲食店だけでなく、各業界で嘆きの声が広がっている。国の緊急事態宣言でもあるが、今回の東京封鎖を「小池ロックダウン」と呼称したい。 この記事の続きになる。 maoukpp.hatenablog.jp 既に批判されている通り…

コロナ対策・報道の「不安を煽る」時期は早過ぎた

コロナについて素人ながら書いてきたが、今回のメインは国のデータ、NHKのサイト。 www3.nhk.or.jp 去年11月末の記事だが、結果的にいいタイミングだった。 maoukpp.hatenablog.jp この時期までは国の死者は2000人で一般国民にとっては「たいしたことない時…

「男らしさ」と「女らしさ」のマッチング市場の前に、フェミニズムや規範理論は完敗している

この記事が出てから、にわかに男性学が話題になっている。私はこの筆者を全面支持するわけではないが、この記事に関しては、問題提起という点ではよくやったと評価している。 gendai.ismedia.jp 某インセル系アルファツイッタラーが熱心に批判している「上昇…

送別会もできないこんな世の中じゃ

去年から大学生の講義、今年に入って成人式、卒業旅行…コロナ禍は若年層を直撃し、政治も若者をいじめ抜いている。 しかし、ここにきてコロナ禍の被害は高齢層にも及んでいることがわかった。 jisin.jpwww.news24.jp この件はもちろん、自粛を要請する側の行…

ポケモン愛護思想ポケモニズムとは何か

アニソンとしてはめっちゃキャッチーだが、やはりアニポケもポケモントレーナーは異常者の集まり https://twitter.com/maoukpp/status/1358051198817849344 前々からポケモン世界では価値観が違いすぎるというか、絆だなんだと言ってるがポケモントレーナー…

呉座事変で立場ある人の「黒い交際」を考える

歴史学者の呉座勇一さんがTwitterで、あるフェミニスト(専門ではないが学者で女性)の悪口を数年間に渡って言っていた。それも白饅頭(御田寺圭)、小山晃弘(旧・わかり手)と言ったミソジニー論客とキャッキャウフフしてた事実が明らかになった。呉座さんは鍵垢だ…

ポケモンタイプ風にネット発信者を分類する

ご承知のようにポケモンには「タイプ」があるが、ネット論客だったりインフルエンサー系もこれに当てはめられるのではないかという試み。いや、別に弱小系もというか全ての発信者、ブロガー、ツイッタラーがそうだ。誰だって得意・専門分野で世相を切り、間…

リスクを取らない、加点要素のない人間がモテるわけないだろ

あまりに当たり前の話なので、盲点だったかもしれない。なので常識的人間は、今回の記事を読む必要はないのでブラウザを閉じてけっこうです。 davitrice.hatenadiary.jp 当たり前のことを、丁寧に言語化してくれていて、すごいなと思った。同時に、ここまで…

サトシはいつまで10歳なのか問題

本編 その後、サトシ&ピカチュウ降板 2022/12/17追記 本編 アニポケの話。97年に始まり、タイトルを変え、続編という形ではあるが現在まで24年、ほぼ切れ間なく続いている。初代シリーズ97-2002年だけで6年、275話と相当長い。 dic.pixiv.netdic.nicovideo.jp…

真の「ジェンダー学」不足、そしてボイトレ・発声科学には万能型の人材が求められる

フェミニズム批判シリーズでもあるのだが、本題は別にある。過去記事はこの辺。 maoukpp.hatenablog.jpmaoukpp.hatenablog.jpmaoukpp.hatenablog.jpmaoukpp.hatenablog.jp 「人文学・社会科学vs自然科学」という概念をTwitterで見て「ボイトレ・発声って広義…

リベラルはドクズだった?

綺麗事リベラルの華麗なる前歴蓮舫→家庭内暴力小島慶子→家庭内暴力ラブリ→強姦ヒスブルナオキ→連続強姦仁藤夢乃→いじめ加害本当にロクな人間がいない。— 小山晃弘(狂) (@akihiro_koyama) 2021年2月10日 Twitterでよくあるリベラル派批判である(個々の事実…

最上級・最難関の女性間性加害に対しては、皆ゆっくりと「取り乱し」沈黙する

ラブリ加害事件について、あまりにも話題になっていないので触れたい。 bunshun.jpnews.yahoo.co.jpfriday.kodansha.co.jp ラブリ側の発言を見ても、旅行に行ったこと、そういう行為があったことはほぼ間違いがない。「同意の上だった」という加害者おなじみ…

キンキュー事態宣言についての雑感

まずはこの記事の続きと弁明。三連休明けだったので、緊急事態宣言後のPCR陽性者数の正確な数字を知るには金曜日の今日を待たねばならなかった。 maoukpp.hatenablog.jp 第三波はあった。これは完全に私の誤りであった。当時は寒さが厳しくなり始めた時期で…

市場・企業に甘やかされるアラフォー世代、その「特権」

ファミマのブランド「お母さん食堂」への女子高生たちの反対運動がネットでは一部話題になっている。別にこの運動に賛同する気はないが、言いたいことはわかる。 まず一発屋芸人のような世代間知名度に偏りがあるコンテンツだということ。そして、ふざけた女…

「酒CP」という新概念を作ってみた

私がさっき思いついた概念なので、ググっても全く出てこない。当たり前だ。酒CP、英語だとACPである。 酒のコスパの話ではない。ポケモンGOでおなじみのCP(Cはcombat)で酒量を表現してみた。算出方法は簡単、「容量(ml) × アルコール度数」である。日本…

「自分たち」以外の他者が見えない人たち、見えてて無視する人たち

あまり気は進まないが、緊急避妊薬(アフターピル)が定期的に話題になるので記事にまとめておく。 note.com この記事(以下、「小山記事」)が話題になっていた。 タイトルにもなっている三つ目の論点は確かにアホで取るに足らない(もちろん有料部分は読ん…

『鬼滅の刃』総評—ブームは過熱か本物か

以前ふざけた記事を書いたが、その後アニメ2期を全て消化、劇場版アニメも観たのでその感想と、真面目な総評をしたいと思う。 maoukpp.hatenablog.jp 漫画は読んでいないのでその後完結まで知らないで書くが、劇場版で上位クラスのボスも出てきてラストまで…

コロナ第三波は「ありまぁす」?くだらない茶番はもう終わりにしよう

※本記事のデータはすべて記事公開当時のものです コロナの第三波とか言われているが、それはあると思う人の心の中にだけ存在する。信仰の問題だ。 コロナのおかげでテレワークが導入され、恩恵を被った人も多い。この国はいつだって、外圧などで追い詰められ…

『ポケダンDX』レビュー②:本編その後&もっと不思議のダンジョン

アフターストーリー もっと不思議のダンジョン 初代シレン 「フェイの最終問題」との比較【10/28追記】 アイテムは全て識別済み アイテムスロットが足りない 装備は腕輪相当の一つのみ、攻撃防御はほとんど強化できない ドロップ時点で使用不可能なアイテム…

『鬼滅の刃』沼の鬼徹底考察—鬼のグルメ、人間に味の個体差はあるのか

『鬼滅の刃』全体の評価は後日やるます。 アニメ6話(円盤3巻)を見て衝撃を受けた。『鬼滅』の世界では鬼は人間を食べるのだが、16歳の娘ばかりを狙って食べる鬼が登場した。特に名前は設定されておらず、ネットでは「沼の鬼」「沼鬼」と呼称される。 曰く…

非モテ論・男女論を心から冷笑する自由戦士

前回記事の続きなのだが、非モテ論や男女論というのは本当に、オーディオ趣味以上に、人生でこれといった趣味を持てなかった人間が飛びつきやすい趣味なのだなあと痛感、そして冷笑している。フェミ・アンチフェミ問わず、哲学・思想で武装するインテリはも…