うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

コロナ対策・報道の「不安を煽る」時期は早過ぎた

 コロナについて素人ながら書いてきたが、今回のメインは国のデータ、NHKのサイト。
www3.nhk.or.jp
 去年11月末の記事だが、結果的にいいタイミングだった。
maoukpp.hatenablog.jp
 この時期までは国の死者は2000人で一般国民にとっては「たいしたことない時期」だったと総括できる。12月の中旬から警戒しよう、となる。
maoukpp.hatenablog.jp
 で、第三波。年明けから国内死者が5000を超え、まもなく1万になろうとしている。ようやくインフル並になってきたと言えるし、感染力の強さ、症状の重さを考えれば年明けの緊急事態宣言は仕方がなかった(ただし無意味な時短には反対)と振り返れる。なおメディアが煽る医療崩壊うんぬんについては、感染症の「格下げ」をし、しかるべき準備をすれば済む話なので全く相手にしていない。

 冬場だったとはいえ、ここ3ヶ月での重症者・死者の増加は大きい。やはり変異株は強いのだろう、以前より若者の感染・重症者が増えており要するに感染力・毒性が高い。日々の陽性者数は、以前と同じ数字であってもより怖いし、これまでと同じ感染対策では効果が弱い状況だ。
 なので、私はずっと反自粛だったが、ようやくここにきて多少やむなしかなと考えを改めた。今、である。

 つまり、今年の2月以降からようやく「不安を煽ってもいい」フェーズに入ったと考えている。第三波を第一波として扱えばよかったのだが、後の祭りである。
 大騒ぎするタイミングが早過ぎたのだ。もちろん専門家・医療スタッフは平時のうちから大変なのだが、そんな「裏ですべき努力」をいちいち報道・拡散する必要はなかった。マスコミ特にテレビがひどかった。
 情報化社会の弊害がもろに出ている。国民はもうダレているし、以前より危険という意識もそれほどないのであまり良くない状況だ。

 給付金も既に相当無駄にバラまいている。去年のうちにじっくりと準備をし、今年から一律ではなく店の規模・固定費に応じた支給をすべきだったのだが。医療体制の準備、テレワークの準備・補助政策も同様だ。

 後付けならなんとでも言える? その通りである。だが政治とはそういうものだ。国だけでなく自治体も、結果責任は負わねばならない。そしてそれは国民一人一人が、次の選挙で示すしかない。
 若者、いや無関心層は今回、骨身に染みたはずである。政治に「無関心」のままでいると大変なことになると。大人なんだから、いいかげんノンポリは卒業しよう。コロナがこの国の政治の薬になれば、せめてもの救いになると思っている。

「男らしさ」と「女らしさ」のマッチング市場の前に、フェミニズムや規範理論は完敗している

 この記事が出てから、にわかに男性学が話題になっている。私はこの筆者を全面支持するわけではないが、この記事に関しては、問題提起という点ではよくやったと評価している。
gendai.ismedia.jp

 某インセル系アルファツイッタラーが熱心に批判している「上昇婚志向」、あれは相手に望む年収は単なる択一アンケートの結果でしかなく、実際は親が言ってたり当時の年収をコピーしているだけで、今の平均年収などを理解していない無知な女性も多く、到底ガチの意見とは言えない(望む胸のサイズアンケートがあったら、男だって高い方を選ぶ)。なので、「高望み」を断罪するだけのアンフェは全くもって低次元であり、統計の恣意的オナニー解釈ばかりしているアホである。
 前置きが長いのは、単なるアンフェ、インセル擁護と思われたくないからだ。こういう議論が構造的にTwitterではできない。すぐ「女の敵!」とか言われるのでアホくさい。俺で女の敵の練習しろ。

 さて、婚活市場のような露骨な場でなくても、古来から恋愛市場は「男らしさ」と「女らしさ」のマッチングである。メスは強い、こんにちでは優秀なオスを探し、オスは美しいメスを求める。スマートな人類ぶっても、本質的に人間は何も変わってない。獣だ。
 なのでモテたいとか子孫を残したいと思ったら、現代社会では男は稼ぐしかないし、女は男に媚びるのがてっとりばやい。そこを男女平等にしようとしたのがフェミニズムだが、どんなに金があってもオバサンが若い男をひっかけるのは厳しいし、その根本には出産の問題がある。細木数子みたいなことを言うと、男女には歴然とした生物的な差がある。恋愛・結婚市場で構造的に男女を対等にするのは、無理なのだ。


 赤木さんのこのツイは鋭い。別ツイで「相手に求める年収が430万以上なら上昇婚志向だ」と言っている。つまり、ヒモ相手でもOKくらいな金持ちじゃないとフェミニズムは完遂できない(余談だが、現時点で無職のコムケイと結婚できる眞子さまフェミニスト的である)。「相手の年収なんて問わない、人間性が第一」というのは理論的には正しくても、実践でフェミニズムは破綻しているのだ。

 年収300万同士の純愛カップルが生まれるならそれは素晴らしい。理想だ。だが女だって、稼ぎのいい男がほしい。自分は専業主婦もしくはそれに近い楽な環境がいい。誰だってそう思う。私は、自己防衛的にそう考える女性を責めたくはない。同情する。


「有害な男らしさ」「マンスプレイニング」など、男性学では「男らしさ=男性性から降りるべき」論が多いし多くのフェミニストもそう主張するが、それで満足するのは一部の金と男に困ってないフェミニストだけである。一般女性はそうではない。このあたりのギャップは全くアカデミズムでは存在しないことになっており、世間でフェミニズムが女性からも支持されてない理由でもある。男も女も、既存のジェンダーロールに乗った方が「得」なのだから、構造的に相容れないのだ。
 男でそういう主張をする輩もいる。男にとって男性性を降りるとは、「尖っていた人間が、成功してから丸くなる=軟着陸する」ことなのであって、成功もしてない人間は降りられないし、降りても何も残らない。既にパートナーを得て、幸せなのだから、なんとでも言える。これ以上モテる必要もない。つまり、「アガリ」の人間のたわごとなのだ。

 結論だけアンフェ的になるが、フェミニズムは男叩きをするだけで溜飲を下げるのではなく、もっと女性に向かって、「上昇婚志向は止めろ」「自分で稼いで男を囲え」と主張するべきではないだろうか。

【4/13追記】上野千鶴子のような婚姻制度を否定するフェミニストもいるが、多数派とは言えない。学者に多い「私は結婚したので半端者のフェミニストです」という自虐ネタ、あれがもう矛盾を証明している。もっとも事実婚であろうが、同じことである。女性の完全な自立、それは男性パートナーをゲットしないこと。同居しないこと。究極的には恋愛をしないこと。
 そう、フェミニズムはアイドルのように恋愛禁止だったんだよ!! な、なんだってー!?

送別会もできないこんな世の中じゃ

 去年から大学生の講義、今年に入って成人式、卒業旅行…コロナ禍は若年層を直撃し、政治も若者をいじめ抜いている。
 しかし、ここにきてコロナ禍の被害は高齢層にも及んでいることがわかった。
jisin.jpwww.news24.jp
 この件はもちろん、自粛を要請する側の行いとしては批判されて当然である。だがしかし、世の中ってこれでよかったのか。我が国の状況下では過剰な自粛こそが、悪ではないのか。去年からずっと反自粛だった人間としては、もの申したい。公園の花見まで規制する東京都など、完全に狂っている。

 職場にとって忘年会は娯楽的要素が強いが、それでも特に歓送迎会がなければ年イチのイベントである。まして送別会ともなれば、長かった人にとっては大切な思い出になる。言うまでもなく3月はそのピーク、やれなかった人が相当数いただろう。また、企業の定年というのは誕生日の月なので、今年に入ってから定年を迎えた人も送別会ができていないことになる。当面はその状況が続く。
 そして今日。
note.com
 孤独な人間にとって、日々の職場の些細な雑談はものすごくメンタルによかった、という気づきの話である。私は過去記事の通りテレワーク支持派だしこの記事への共感がバックラッシュになったら嫌だなとは思うが、書いた人の心情は理解できる。

 雑談や飲み会は本当に、無駄なのか。本来のテレワークは週1,2出社するので、病む人が出るのも当然だ。
 完全テレワーク、完全オンラインは合理化の極みであり、無駄なものがゼロになってしまう。この「ゼロ」が危険なのだ。
 世の中、一見無駄なものも実は必要である。哲学者の土屋賢二はこう言っていた。「私は無駄である。しかし、無駄なものも必要である。ゆえに、私も必要である」
 私は保守的な人間なので、「飲みニケーション」は仕事の上でも重要だと思っている。日本人の場合職場でミーティングの時間を設けても、本音はなかなか言いづらかったりするからだ。もちろん宴会芸をやらせたり、説教したりお酌を強要するなどのパワハラ・セクハラは根絶しなければならないが、多少の無礼講はあっていい。

 そんな飲み会が、平均的にもうすぐ丸1年やれていないことになる。人間社会にとって、これでよかったのか。飲み会が断罪される社会は、健全ではない。このコロナ禍、日本人にとってはコロナに感染したダメージよりも、それ以外の大多数の精神へのダメージが計り知れない。健常者が99%以上のマジョリティとすると、トータルのダメージはもはやマジョリティ側の方が大きく、犠牲になっている。このバランスを、再考すべき時ではないか。

ポケモン愛護思想ポケモニズムとは何か

アニソンとしてはめっちゃキャッチーだが、やはりアニポケもポケモントレーナーは異常者の集まり
https://twitter.com/maoukpp/status/1358051198817849344

 前々からポケモン世界では価値観が違いすぎるというか、絆だなんだと言ってるがポケモントレーナーは異常者の集まり(by鬼舞辻󠄀無惨)というか、ギャップがあるなあと。仮に現代社会だったらどうなるかを考察する。以下は現行シリーズの33話。

最初にトレーナーになる時に博士からもらうのも譲渡だし、親とか親しい人間からならまだしも、赤の他人と交換会ってポリコレ的にNGな気が…ポケモン世界だからいいんだよ!
https://twitter.com/maoukpp/status/1375773539484102662

 ポケモン愛護思想をポケモニズムという。その主体はポケモニズミストまたはPRA(ポケモン・ライツ・アクティヴィスト)と呼ばれている。その主張を以下にまとめる。

  • ゲットは加害

 ボールを拒否したり、一度当てても逃げられることがあり、ゲットは一見合意しているように見えるが実際はバトルで弱らせたりで無理矢理(原作ゲームも同様)。
 アニメではたまに懐いて合意のもとにゲットされるポケモンもいるが、それは社会構築的に刷り込まれた強者に媚びているだけ。全て家父長制…じゃなかった女トレーナーもいるので「人間長制」が悪い!

  • バトルは虐待

 トレーナー同士のくだらない争いだったり、単なる娯楽でしかない世界大会のためにポケモンを無理矢理戦わせるのは虐待です! ポケモンはトレーナーの命令に従っているだけ、本当は戦いたくなんかないんです! バトルによる死亡事故が年間どれくらい起きているか知っていますか?

  • ボール飼育・人間環境飼育は虐待

 サクラギパークのような広大なスペースがあるならまだしも、普段ボールに入れておくのは虐待です! また、いくら死なないからといって、みずポケモンを地上で飼ったり、ほのお、こおりポケモンなどを温度管理せず人間と同居させるのも虐待です!

 家事をしてくれるサトシのバリヤードはめちゃくちゃ便利なポケモンである。これは無償の家事労働だ! 金を払え! 男が女を抑圧した時代は終わった。今度は女含む人間がポケモンを抑圧しているのである!

 ポケモン博士は研究者とは名ばかりで、実態は単なるポケモントレーナーの育成者・サポート役でありポケモン業界の盛り上げ役にすぎない。このような学会に公金が使われていいのでしょうか!

 一部食用にされるポケモンがおり、飲食店でも裏メニュー的にポケモンを出している店もあります。食通の間ではポケモンの味を知っていることがステータスになっているとか…こんな殺害行為が野放しでいいのでしょうか!

  • ポケモン「トレーナー」という欺瞞、選り好み育成は反社会的【7/4追記】

 これは主にゲームの話だが、乱獲して個体値の高いポケモンを選り好み育成する、血も涙もないクズトレーナーばかりである。危険な優生思想であり、さらに何も「トレーナー」としての機能を果たしていない。本来はわざの習得を手伝ったりするのがトレーナーのはず、ただ戦う指示を出すだけの人間をトレーナーとは言わない。

  • 進化の強制は加害、急激な2段階進化は虐待【7/4追記】

 アニメでは何がしかのきっかけでポケモンは自然に進化するが、ゲームの場合は全てトレーナーによる命令か、レベル上げによる進化で拒否権はない(逆に進化させないためのアイテムを持たせるのも、進化させない強制)。アニメだとサトシのピカチュウ 、ヒカリのポッチャマのような進化を拒否するポケモンの自由意志も描かれているが、ゲームにはそれがない。特にひどいのは個体値選り好みの後、いきなり2段階進化させる行為。私はポケGOでそんなことやってませんよ、そういうトレーナーが多いという話です!

  • 誰でもチャンピオンに挑める「ジム巡り」という茶番【2022/11追記】

 ゲームでは主人公=天才トレーナーということになっているが、とんでもない茶番である。低レベルスタート、かつ同じタイプしか出してこないジムトレーナーなど何も努力せずに誰でも勝てる。おそらくこれはその街が観光客(の子供)向けに行っている、スタンプラリー的なサービスなのだろう。彼らは法的には旅行・観光事業者であり、接待プレイをしているだけ(その証拠に再戦では本気を出してくる)。ポケモンやトレーナーの育成という表向きの仕事は、全て子供向けの嘘である。

  • ほのおポケモンにシャワーは虐待【2022/11追記】

 『ポケモンSV』にて「ピクニック」からポケモンを「洗う」ことができるが、ほのおポケモンにシャワーで水をぶっかけるのは虐待です! ポケモンはなぜか喜んでいるが、これは嘘。飼い主の期限を損ねないよう、耐え忍んでいるのです!

 ……いかがだったろうか。アニメやゲームのポケモン世界の裏にはこういう人間たちもいてネットで叩かれてると思うと楽しくなってきませんか。 
 ちなみに私が愛するポケダン世界は平和である。だってポケモンしかいないから。このようなブログを含めて、人間が全て悪い。

呉座事変で立場ある人の「黒い交際」を考える

 歴史学者の呉座勇一さんがTwitterで、あるフェミニスト(専門ではないが学者で女性)の悪口を数年間に渡って言っていた。それも白饅頭(御田寺圭)、小山晃弘(旧・わかり手)と言ったミソジニー論客とキャッキャウフフしてた事実が明らかになった。呉座さんは鍵垢だったのだが、それをスクショ通報した者がいたのだ。
【3/24追記】元からネット論客を知ってればもちろん、今回の騒動でネット論客を知った人も、その醜悪なホモソぶりにドン引きした。一人でテレビに文句言うようにバカとかブスとか言ってるだけなら、まだ可愛いものだった。炎上の直接的な原因は誹謗中傷レベルの悪口だが、この交友関係で失望の声がより大きくなった。よりにもよって、と。さらに鍵垢という、相手にとっては見えない・反論不能の状態だったことも陰湿さを際立たせている。
 で、謝罪のために公開垢にしたら2013年からなので余罪が出るわ出るわ、現在進行形で連鎖爆弾が炸裂している。


 どこにでもいるようなネット依存の、ネトウヨミソジニーなオッサンだったようだ。
「学者」が、このような言説を発信していることが今回炎上した最大の理由。呉座さんがただの作家・ライターなら批判はされるにしても、大きな問題はなかった。
 この記事の本題はこの「黒い交際」。国会議員、学者、国家公務員、ニュースキャスターといった職業は、人一倍高い職業倫理が求められる。弁護士や地方公務員には実名がわかっているネット論客もいるのでこの辺は次点なのだろうが、職業や肩書きに比例する。
 立場ある人が「黒い交際」をすると、それだけで社会的信用に関わり本業にも差し支える。実際にそうなるかは別として、上のような意見が出てくる(【3/24追記】自ら降板したので、確実にリアルに影響した)。芸能人のスキャンダルで「あんな奴を使うな」と降板させられることはあるが、それに近い。
 今回の記事はこのツイの掘り下げである。
 呉座事変では

  • 立場ある人:呉座勇一(歴史学者) 黒い交際相手:ネット論客2名

 だったが、私が体験した一件というのは

maoukpp.hatenablog.jp
 そう、上記記事では触れなかったが「意見の対立」というのは実はこの黒い交際だったのだ。2019年当時私は環に、将来を考え以下のようなことを言った。

メンズリブ代表として信用に関わるから、Tと日々のツイキャスでキャッキャウフフするのをやめろ。(メンズリブの立場上)絶縁しろとは言わないが、距離を置いていちフォロワーとして扱え。コラボキャスしたり、コメントでヘビーに馴れ合う状況は、客観的に見たら異常。どうしてもならDMや私的な通話でやれ。今は聴いている人間が少なくても、ツイキャスは公開物だ。あんたは大将なんだから」※最後の一言は「加藤の乱」の時の谷垣風に

 政治音痴の環にとってTは「可愛い後輩」でしかなく、そのヤバさに気づいていなかった。運動家である自覚もなかった。その結果起きたのが、私の追放劇である。Tが無名で本当によかったね、という話。その後有名にもなっていないようだし。双方が有名かつ、立場ある人の社会的地位が高いと危ない。

 立場ある人は、ゴロツキと付き合ってはいけない。これは社会規範である。暴排条例もその延長にある(憲法との兼ね合いがあるから法律化が難しく、全国条例にしたのだろう)。今回の呉座事変ではっとした人は…あまりいないだろう。そもそも実名垢で悪口垂れ流すという、情弱案件だったのだから。無名であっても普通そんなことはしない。リアルとネットは切り離す。
 ただ、改めて「黒い交際」は反社レベルでなくても信用をなくすという教訓が得られた。自分のダメージだけでなく、周囲にも迷惑がかかる。脇が甘いと、いつ転落するかわからない。可能な限りそういうリスクはなくす。それが立場ある人の振る舞いだ。逆に「誰とでも付き合う気楽な立場」でいたいのであれば、責任ある立場についてはいけない。頭の悪い「リベラル」ってこの辺を根本的に勘違いしていないか。
 そうそう、この件も黒い交際案件だった。
maoukpp.hatenablog.jp

 今回は中高生でも知っているような当たり前のことを書いた。どうも、私の「中高生レベル」の認識は世間とズレがあるようなので…。

ポケモンタイプ風にネット発信者を分類する

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 ご承知のようにポケモンには「タイプ」があるが、ネット論客だったりインフルエンサー系もこれに当てはめられるのではないかという試み。いや、別に弱小系もというか全ての発信者、ブロガー、ツイッタラーがそうだ。誰だって得意・専門分野で世相を切り、間違ったことを言っている素人に対してマウントを取るのである。
www.pokemon.co.jp
 ネット言論は専門分野がだいぶ偏っている(理工系がほぼ存在しない)が、このタイプ一覧はそのままネット言論事情を表現できている。相性もだいたいポケモンタイプのイメージで通用する。テキトーな思いつきで作ったが、意外とよくまとまってるんじゃ。
 大卒者の学部・専攻とは必ずしも一致しないが、職業とはだいたい一致する。表の説明には入れてないが本職の学者は無論該当する。

 ポケモンと違って単独タイプは少なく、「文学・哲学」「イラスト・エロ」など2つ以上の複合タイプが多い。「リベラル保守」を自称する人もいるが、実際分野・内容によって両立するので「リベラル・保守」タイプは存在する。同様に、全ての複合タイプが存在しうる。
 そしてあらゆる人間を、この複合タイプで表現できる。たとえば典型的アンチフェミ・アンチリベラルのオタクは「保守・エロ」タイプ(「表現の自由」を掲げるのは矛盾しており、実態がリベラルではない)、いわゆるツイフェミは「弱者・フェミニズム」タイプである。政治や経済に疎く薄っぺらいことしか言えないエセインテリは「リベラル・哲学」タイプ、ネオリベなどのシバキ系は「経済・マッチョ」タイプである。リバタリアンは「経済・リベラル」。
 あくまでタイプなので、クオリティ・発信内容の優劣は関係ない。同じタイプであっても実際はピンキリであり、敵対することもある。ただ、真のインテリというかいろんなジャンルに詳しい人はどんどん増えていくので、タイプの多さ=強さの目安にはなる。
maoukpp.hatenablog.jp
 上記記事で批判したような「自称ノンポリ」ではなく、真のノンポリ、それがノーマルタイプである。平和なTLを構築したかったら日常・雑談ツイートしかしないノーマルタイプ(単)を探そう。フォロワーが多い=バズる垢にはまずタイプがついていると思うが、芸能人など元が有名なら存在するだろう。

ポケモン ネット論客 詳細・イメージ
ノーマル ノーマル そのままだが、ポケモンと違って貴重
ほのお 政治 国政・永田町事情から歴史や軍事・外交まで
みず 経済 国の財政、経済政策から株などの相場、会計、節約術まで
でんき 法律 弁護士、憲法・法律、判例に詳しい人
くさ リベラル 社会学などの人文系、人権思想系。小さな政府志向
こおり 保守 そのまま。低質なアンリべから、文化や伝統、上下関係を重んじる本来の保守まで。大きな政府志向
かくとう マッチョ 思想的なマッチョ(努力を重んじる自己責任論者)または肉体派・武闘派
どく IT IT専門職、IT大好き人間
じめん 文学 創作系、エッセイ系、批評家・評論家、国語表現に強い
ひこう イラスト いわゆる絵師や漫画家、絵が描ける人
エスパー エロ AV女優・監督などエロ表現の担い手、愛好者
むし 弱者 弱者・被害者ポジション取りがち、または社会運動とかやってる人
いわ 哲学 哲学・思想のウンチク入れてくる人。複合タイプの場合、その分野の学説・思想史に詳しい
ゴースト 無職 世捨て人、引きこもり系
ドラゴン 音楽 楽家、音楽に詳しい人
あく 露悪 ほぼそのままのイメージ。毒舌・揶揄が得意だがこれもピンキリ
はがね 金持ち 公言するタイプの金持ち。医者などのエリート職、年収を自称したり投資などで稼いでる自慢する人
フェアリー フェミニズム そのまま。男性もいる

 まとめは特にないが、今後ポケモンタイプが新規追加になった時はまた考えよう。

リスクを取らない、加点要素のない人間がモテるわけないだろ

 あまりに当たり前の話なので、盲点だったかもしれない。なので常識的人間は、今回の記事を読む必要はないのでブラウザを閉じてけっこうです。
davitrice.hatenadiary.jp
 当たり前のことを、丁寧に言語化してくれていて、すごいなと思った。同時に、ここまで説明しないといけない時代なのかもしれないとはっとした。
maoukpp.hatenablog.jp
 この記事でも触れたが、「話しかけたり、告白することが加害」とか寝言を言ってたら恋愛は成立しないんだよ。リスクを取らない人間がモテるはずがない。
モテの公式:(50-50)≠(0-0)
 ライスさんの記事の追撃、「暴力性モテ」などというアホな言論に止めを刺すべく説明するが、容姿やステータス、あるいは性格的なアグレッシブさで魅力的+50、でもDVとか欠点のある-50のトータル0の人間と、特に魅力はない0&フェミニズムを押さえているので減点要素はないマイナスも0の人間がいたとする。
 どっちがモテるか。前者に決まっている。欠点というのは、長期的に付き合わないと見えづらいからだ。だから、後々後悔して別れる。離婚する。
「DV男を好きになる女が悪いんダー自業自得ダー」という非モテ男の言説はよく見るが、そんなのよっぽど人を見る目がないと初期段階ではわからないのだから、仕方がない。まして若い女性ならなおさら。非モテ男が、若い時にそんな異性を見る目があったとは思えない。見た目だけで圧倒されて100%好きになるだろ。だから、その点で女を責めるな。

 モテにおいて、長所を伸ばすべきか、短所を補うべきかは人による。「恋人はできるが続かない」のであれば後者だし、異性に全く縁がないのであれば前者だ。年齢的な制約もあるし実際は難しい面もあるが、少なくとも異性を逆恨みするな。バカなのか。あと自称「心やさしいオタク()」も減点要素がゼロではないので、加点要素は絶対必要。「0&-0」なんて実際はほぼあり得ない。
 仕事関係だったり知人だったり、どんな美女だって、ある程度付き合ってれば見た目の綺麗さには慣れてきて内面の不満や欠点も見えてくる。そういう経験をしないと男は一生気づかないのかもしれないな。非モテ男だが、幸いそういう機会はあったので私は恵まれていた。ごめん、俺はメンタル的には飢餓的な「非モテ」じゃなかったわ。