うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

萌え絵は一定層からは受け入れられないコードである(2019年現在)

表現の自由戦士さんと揉めた

togetter.com


 この件。そして関連した私のツイが炎上とまではいかないが、ボヤを起こした(FF以外の通知は切ったので今後応答はしない)。Twitterではおなじみの光景。萌え絵がそんなに好きじゃない30代男性として、今回は筆を取る。
 表現の自由戦士とは何か。
 今回の件でも同意できるかは別として、相手の言う事を全く理解しない狂信者たちだと言える。同意できるかは別として。同意できるかは別として。大事なことなので3回言いました。
 このツイの通りTwitterは議論に向かないし「説明しろ」という煽りに対してはどうせ徒労に終わるし「ggrks」で済ませたが、いざ自分がやってみると意外とムズかった。すまん。その一点だけは謝る。
 なぜならインターネット全体が男社会で、SEOもオタク寄りになっているからだ。Twitterはお察しとしてもググればもっとまともだろう、というのは甘かった。ここにも男女の非対称性が存在する。たとえば「萌え絵 気持ち悪い」で検索しても、「萌え絵叩きする人を叩く」記事が上がってくる。
 というわけで思ったよりは時間がかかったが、まあ小一時間調べれば普通にわかることなので、やはりググればなんとかなった。

本題・萌え絵の特徴と問題点

 2016年の記事だが、この頃からネットのオタクは「まるで成長していない……(AA略)」。
nomolk.hatenablog.com
 こちらも2016年、まさに今回言いたかったコードと炎上について。ツリーになっているので、全文はリンクをクリックして読んでほしい。

 作画の観点から。
yopinco.com
 こちらも作画。「萌え絵は赤ちゃんの頭蓋骨」というワードが印象に残る。
yamato-tsukasa.hatenablog.jp
 この記事と私の主張は同じ。
blog.c71.jp
 ブコメでもさんざん燃えたらしいので、これだけ丁寧に説明しても結局、発狂再生産でしかない。つまり、この記事もまったくの無駄の可能性が高い。どうか「まるで成長していない……(AA略)」にならないでほしい。

 改めて萌え絵について述べると、純粋な男向けコンテンツの閉じた世界なら好きにやってくれればいい。だがよく炎上するように広告、そして公共・教育といったステージに上がった時、そりゃ嫌悪する人からは抵抗されるよねっていうだけの話である。仮に「性的搾取」「環境型セクハラ」という主張が妥当でないとしても、一定層が嫌いなものは嫌い、キモいものはキモいのである。50年くらいして時代が変われば可能かもしれないが。
【2021.1追記】フェミニズム見地からの批判はこれが決定版だろう。どうも相手の主張を理解すらしていない人が本当に多いようなので、改めて追記しておく。
gendai.ismedia.jp

 絵柄の話ではないが、全年齢向けエロ=ソフトポルノという概念が根底であり、萌え絵がスタンダードと思っているオタクには全く理解されていないので過去記事を貼っておく。
maoukpp.hatenablog.jp

まとめと余談

 リンク集のような記事になったが、別に新しい意見もないので仕方がない。今回は完全にボランティアの気持ちで書いた。
 私からオタク(表現の自由戦士)に言いたいのは、常識レベルのリベラル的教養がなさすぎる。敵に勝つには敵を知れ。表現業界は言うに及ばず今や資本主義の論理でも圧倒的マジョリティのくせに、リベラルやフェミニズムを悪魔化して被害者ぶってるんじゃない。無責任なインターネットアンチフェミ野郎の狂信者やってるんじゃないよ。情けなくないのか。


 本当に肩身が狭かった90年代のオタクの主張なんて、「お気持ち」だったんだぞ。ちなみに90年代で時空が止まっている被害者思想を私は「(オタク)宮崎史観」と呼んでいる。今後使っていきたい。
 思ったより長くなったが、言いたいことは言った。あまり期待はしていないが、この記事が何かの気づきのきっかけになれば幸いである。