うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

物事はなんでも3年目あたりに壁があるらしい

 リアルでは毎年言ってるしネットでも今後毎年ぼやくのだろうが、もう12月。2017年は公私ともに色々あった。
 公、つまり私の本業はIT技術者である。実はフリーになって今年でちょうど3年目だった。詳細は伏せるがひどすぎる現場に当たってしまい、社会人をやっていて2番目くらいの大きな試練を味わった。フリー3年目にここに当たったのはたまたまなのだが、何かしらのトラブルや壁にぶち当たることはこれくらいの周期であるということだ。たとえ、交通事故のようなものであっても(東京の同業者の方など、もし詳しく知りたい人はDMください)。

 そしてネットでの本業・ボイトレ評論家。こちらも2015年10月からで3年目。今年はまず4月に著作権侵害事件があった。

 今まで散々書いてきたので詳細はここでは省略するが、直接的被害・損失うんぬんよりまあ色々とヘコんだ。
 さらに、11月に友人であり弟子のような存在だったサスケ君の消失。元々Twitterは休止状態だったが完全に連絡が取れなくなって半年、とうとうこの時が。 珍しくこんな弱音を吐いたりもした。彼とはこの活動をする前からネットでの知り合いで、会ったこともある。私にとっては珍しい、信頼している友人だった。もちろん前述の犯罪行為とは違い、彼にとってはただの転進で悪意はない。彼については機会があればまた書きますが、ともかく元気にやってくれればと思います。
 この二つは大きな痛手となったし、同時に来られていたらやばかった。性質上そんなことはなかっただろうが。…愚痴はこの辺にして、ここからが本題。

 時間が経てば人は考え方や立場も変わるし、3年という年月は仲の良かった人との断絶も十分に起こりうる期間。恋愛やバンド活動などもそれくらいで終わっていくし、転職もする。夫婦生活においても試練が訪れる。一つの壁となる歳月と言える。「厄年」という概念も、より長期で見た時に同じことなんだと思う。
 試練を乗り越え、人は成長していく。だから嫌なことがあっても続けることは大事だ。人間関係は色々とある。学校のいじめのように、絶望的な環境下にあったら逃げるのはいい。勉強や仕事、大切な趣味そのものを投げ出さなければ。人は裏切るし自分もあまり信用できないが、キャリアはまあまあ裏切らない。

 大人になると打たれ強くなるとかいう話、あれは嘘。決してメンタルの最大HPが上がるわけではないし(むしろ老化で下がる)、涙もろくなるし防御力も落ちている。回避率は上がっていると言えるかもしれないが。防御力ではなく、バリア能力がつくだけなのだ。
 年齢・キャリアが上がれば周りも敬ってくれるというか、なめられることも減ってきて一般的に楽になるだけ。時にはバリア貫通の攻撃もやってきて、一撃で沈むこともあるから油断ならない。似たような経験をしていれば対処できるというだけで、全く未知の試練なら補正は効かない。
 時にはダウンすることもあるが、それは仕方がない。カッコ悪いとか無理をせず、体の後々のことを考えれば倒れてしまったほうが安全なのだ。効いた、ダメージが強かったことは認めた上で倒れ、また立ち上がろう。
「それが大事」という歌の歌詞にある「負けないこと、逃げ出さないこと、投げ出さないこと、信じ抜くこと」…これに付け加えるなら、「続けること」。キャリアは人のためならず、キャリアは自分を守ってくれるので大切にしよう。

 もう一つ、3年目の壁がある。それは「成長していなければいけない」「3年目なのに」というプレッシャー。これはまず仕事と趣味でまったく考え方が異なる。趣味は気楽にやろう。才能ある初心者に出し抜かれたらカッコ悪いとか、変なプライドは捨てることだ。
 仕事は好きなことよりも得意なことで勝負するべきとは思う。ただ辛抱強く続けた結果、花開くこともある。自分より有能な後輩に負けたっていいじゃない。そんなに都合よく3年できっちり成長なんかできるものか。ノイズは自分の中にもあるので、とにかく「うるせぇ」の精神が大切。5年目にもなれば数字など気にならなくなる。

 今年は公私ともに有意義な、楽しいこともあったし、ともかく人生は顔を上げ前を向き、できれば姿勢もよくしてやっていかないといけない。
 まとめると、2018年は穏やかにいきたいと今は思っているわけですが、綺麗に周期通りにいくわけないし想定外のことが色々起こるのは仕方がない。
 常在戦場。バグではなく、これが人生の仕様。