うたうポリゴン

魔王K++(ケープラ)のポータル兼個人ブログ

歌うことが好き・好きだった人へ

 年齢を重ねるほど人は音楽を聴かなくなり(特に新規開拓のアーティスト)、カラオケなどで歌うことがなくなっていきます。私と同年代(30代半ば)以上の方は「若い時は行ったけど、今は機会もない」「元々得意ではなく、今はますます声が出なくなってしまった」などで遠ざかっている人も多いと思います。わかります。若い頃カラオケ行ってた友達と久々に会っても、話し込むためカラオケにはあまり行かなくなりますよね(まして2021年現在、コロナ禍でますますカラオケの機会は減ってることと思います)。

maoukpp.hatenablog.jp 

 歌うことは、好きでしたか? 下手であっても、好きでしたか?

 

 ボイストレーニングという言葉を聞くと、一般人の方は「ああ、プロ歌手が受けてるやつね」とお思いでしょう。私もそうでした。一方で「カラオケ教室」といった教室もありますが、高齢者向けのイメージが強いでしょう。私もそうでした。

「歌は才能」「ボイトレしたって凡人は無理」「下手でもいいけど高音が絶対出ない」って思ってませんか? 釣りやゴルフのように年数をつぎ込めば、誰でもそれなりになりますよ。ほとんどの人がやらない、やろうとしないだけで。

 

 ボイストレーニングに効力はあります。ただし、全く歌えない人は年単位で時間がかかります。初級者向けボイトレは一般的な技能習得やトレーニングというより、リハビリに近い。声には生活習慣の積み重ねで大きな格差があります(若い人が有利と言われるのもそれです)。持ってる人は最初から持ってる。ボイトレとは本来、満足に動かない喉を「動かす」ためのものです(プロ歌手が受けるのはメンテナンス寄りで、実態としては相談相手・コンサルタントに近い)。

  ボイトレというと大きな声での発声スケールをイメージする人が多いと思いますが、声を出すだけがボイトレではありません。舌回し体操など全く音を出さない練習もあり、音量の小さい練習もたくさんあります。

 

 プロ歌手になるとかでなく、一生の趣味に「歌」という選択肢はどうでしょうか。スポーツにくらべればフィジカルが関係ないので、老後もできていいですよ。何より、基本的にお金がかからない。私はボイストレーナーではなく、これは商業的な勧誘ではありません。

 私がやりたいこと。それは、発声とは何か。努力でどこまで良くなるのか。そういう事情をもっと一般人に知ってもらいたい。つまり「発声リテラシーの強化」です。カラオケ難民の男性がもっと歌を楽しめるようになれば、世の中は幸せになります。

 大げさに言えば、教育改革と社会貢献ですね。欲を言えば、歌うことがそこまで好きでない人にも「実技一辺倒ではない、教養としての発声」を広めていきたいです。

 

 さて、そんなボイトレ・音楽系記事をnoteで書いてます。私の場合、発声技術そのものよりも業界・ビジネス事情が得意だったりします。ともかく、別に私の記事でなくてもいいですが、発声の世界に触れてみてください。プロフ記事にも自己紹介的な記事や概論がありますので参考に。

魔王K++@ボイトレ評論家 (maoukpp)|note

 

 また、2021年は公式LINEをはじめました。

maoukpp.hatenablog.jp

 以下はnoteの代表的な記事(すべて無料)です。

note.mu

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おすすめ教材

書籍

「歌唱の仕組み」(リチャード・ミラー、音楽之友社
「最高の声を手に入れるボイストレーニング フースラーメソード入門」(武田梵声、日本実業出版社
2012年版「ボーカリストのためのフースラーメソード」は絶版状態でしたが、電子書籍で再販されました。
「声と日本人」(米山文明、平凡社
「声のなんでも小事典」(米山文明監修、ブルーバックス新書)
「発声と身体のレッスン」(鴻上尚史白水社orちくま文庫

ブログ

流星群さん…webボイトレ史に残る傑作。初心者から経験者まで、ボイトレの歴史や全容を理解したい人はこれ! 私も多大な影響を受け、この「6声区論」の立場を取ります。

ボイストレーニング論 | 語り部のほとりで

 

永田孝志さん…私の心の師であり、従来型声楽指導をぶっ壊し中の日本の宝。

ameblo.jp

木田圭一さん…この活動始める前から長年お世話になってるブログ。レッスンも受けました。

k-voicetraininglab.com

動画

Twisted Helixさん…PART4まである以下が代表作の、ボイストレーナー批判動画が面白い。特に、動画音源の別録り吹き替えを暴くやつが好きです。

www.youtube.com

その他おすすめ動画はこちら

togetter.com

 

※このブログのコメントははてなユーザーのみの承認制です。返信する場合のみ承認します。こことプロフ記事はずっと使用するため、コメントは私の返信から1週間で消します。

 

プロフのようなもの

 どうもケープラです。ボイトレ評論家として、2015年10月よりTwitterその他で活動してます。学生時代音楽活動なんて一切やったことがないのに、カラオケの「下手の横好き」が高じて、ボイストレーニングにのめり込んだ30代SE…というのは世を偲ぶ仮の姿で、2030年生きてるキリストのちょっと先輩でデーモン閣下は大先輩にあたる魔族です。人間界の発声事情を調査するために、30年くらい前に魔界より派遣されてきました。

 そんな設定はどうでもいいですね。このブログは、インターネットでの本業(ボイトレ評論家)以外の記事を幅広く書いていきます。Twitterも同様で、ボイトレそこまで関係なく、気楽にやっています。よければ、お付き合いください(便宜上音楽垢ですが、完全に雑記型です)。

 この活動をしてからTwitterで多くの人と出会いがあり、私の見聞も広がりました。ボイトレ関係はもちろん、歌以外の音楽全般や、音楽系部活事情について。

 そしてジェンダーメンタルヘルスの問題は発声にも関係するところでもあり、引き続き勉強していきます。ボイストレーニングに限らず人を教えるということはとても難しく、その専門技術以外にも各方面の知見が必要なのです。
 これといってネットで発信したいことがなかった私が執筆活動した動機でもあり、一応、真面目にやってるんですよw

 

 ヘッダー中央の「ボイトレとは」ではボイトレ全般を、こちらでは個人的なことを書きます。細かい略歴その他はこちらをどうぞ。

twpf.jp

 私はとにかく、カラオケが好きだったが下手だった。いや、別に下手でもよかったのだが高音が全く出ないのがつらかった。特に今時の楽曲には手も足も出ず、BUMP福山BUMP福山…の日々(実際、それらのアーティストも本当に満足に歌えていたわけではない)。それでボイトレに興味を持ったのです。男性では比較的よくある動機だと思います。

 オフ会というか人と会うこともしますが、ネット以外で音楽的な活動実績と言えるほどのものは別にないです。「ファイナル選出」とか金賞とか経歴に書きたい人生だった…。

 このようにボーカリストとしては最初からプライドがゼロなので、ボイトレしてもそこはたいして変わりません。よく叩かれるのであえて明言しますが、ヘタクソがボイトレを語っていきます。

 もう一つ、自己紹介代わりにちょうどいい記事がありました。

note.mu

maoukpp.hatenablog.jp

note.mu

 TwitterDMは開放しており、公式LINEもやってます(質問サービス系は止めました)。

maoukpp.hatenablog.jp

 Twilogもやってます。主に自分の検索用ですがよければどうぞ。

魔王K++@ツイ廃亭凍結(@maoukpp) - Twilog

 

 著書っぽいものということで、有料noteもやってます。当面、利益よりもボイトレ評論家を「ガチでやっている」ということが伝わればいいかと。

note.mu

 随時更新しますが、現状こんな感じです。門戸は開いているので、要望や質問などは上記の質問サイトなどでジャンジャンください。